メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

中国が独占する「希土類磁石」、来年からアメリカで生産開始か

荒巻俊 アクセス  

中国が独占する希土類磁石、来年からアメリカで生産開始へ

「韓国には高度な加工技術と金属技術があり、優れたパートナーを見つけられることを期待している。」

米国に上場しているレアアース(希土類)関連企業「USレアアース(US Rare Earths)」のジョシュア・バラード最高経営責任者(CEO)は、最近の毎日経済とのインタビューでこのように語った。

USレアアースはテキサス州に希土類鉱床の採掘権を保有しており、オクラホマ州で永久磁石の生産施設を建設中である。

バラードCEOは「我々の目標は、米国内に完全な永久磁石の供給網を構築することである」と述べ、「2026年初頭からの生産開始を目指している」と明らかにした。

バラードCEOは「永久磁石とも呼ばれるネオジム磁石は現代技術を支える「静かな労働者」であり、現時点で我々が使用するほとんどの製品に使われており、電気を運動エネルギーに変換する中核技術である」と説明した。また彼は永久磁石が「EV(電気自動車)のバッテリーから車輪を動かすため、またスマートフォンやドローン、ロケットなどにも広く使用されており、極めて重要な素材だが、現在その供給はほぼ中国に依存している」と指摘した。

最近、中国政府が希土類を貿易戦争の武器として活用しており、トランプ政権は大統領令を通じて米国内の希土類採掘とサプライチェーンの構築を強力に支援している。

USレアアースは、永久磁石の製造を皮切りに、採掘から金属加工までを含む完全な国内供給チェーンの確立を目指している。ただし、鉱山の稼働には数年を要すると見られている。

バラードCEOは「当社は重要鉱物と共に重希土類を含む鉱床を保有しており、17種類の主要希土類のうち15種類が埋蔵されており、ガリウム、ハフニウム、ジルコニウム、ベリリウムなどの鉱物も含まれている」と明かした。レアアースは「軽希土類」と「重希土類」に分類され、中国がより多く独占しているのは「重希土類」だ。

USレアアースは設立当初から韓国と深い関わりがある。USレアアースが米国で建設中の永久磁石生産施設は、韓国のKSMメタルから原料金属を調達している。KSMメタルはオーストラリアの鉱山企業ASMが韓国に設立した永久磁石原料の生産法人だ。さらに、USレアアースの上場過程では韓国の投資家も参加した。

バラード氏は「昨年12月にCEOに就任してすぐ、韓国を訪問しKSMメタルズの施設を視察した。最新設備と優れた技術力に強い印象を受けた」と語った。

彼は「我々の競合企業はGM向けに特化した磁石生産ラインを構築しているが、当社はより広範な市場に対応できる柔軟な施設設計を進めている」と述べた上で、「米韓間における戦略的投資を通じて、より強固なパートナーシップを築きたいと考えている」と強調した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「忠誠の象徴が逃げた」北朝鮮代表団の通訳が亡命、金正恩体制に広がる“静かな崩壊”
  • 「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」...自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!
  • 「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実
  • 「豚の腎臓移植で9カ月生存!」米UCLA、“遺伝子改変臓器”の実験に成功
  • 「合意内容と違う!」トランプ政権の“成果誇張外交”に日本・韓国困惑...経済同盟に深まる“信頼の亀裂”

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ
  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「6年連れ添った夫婦が親族だった⁉︎」台湾で発覚した“まさかの血縁婚”、愛は法に阻まれた

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ
  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「6年連れ添った夫婦が親族だった⁉︎」台湾で発覚した“まさかの血縁婚”、愛は法に阻まれた

おすすめニュース

  • 1
    「もうひとりじゃないよ」…母を失った子ザルを包み込んだ妊娠中の犬、その優しさに世界が涙

    フォトニュース 

  • 2
    「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開

    フォトニュース 

  • 3
    「もう一度だけ、一緒に泳ぎたい」…沈む子を支えた母イルカの“切なすぎる祈り”

    トレンド 

  • 4
    【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来

    フォトニュース 

  • 5
    1億円のピカソ作品「輸送中に消失」…警察が突き止めた“意外すぎる真実”

    トレンド 

話題

  • 1
    【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始

    モビリティー 

  • 2
    【いかれた恋心】愛人のために妻を7度毒殺しようと…息子まで巻き込んだ“狂気の父”を逮捕

    トレンド 

  • 3
    「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露

    フォトニュース 

  • 4
    「会計が遅すぎる!」20代女が他の客をナイフで刺す…米ショッピングモールで衝撃事件

    トレンド 

  • 5
    ダイハツ、伝説の「ミゼット」復活…電動時代に小さな革命が始まる

    フォトニュース