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2025年05月14日水曜日
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ウクライナ、「ドル依存」から脱却か?自国通貨連動の転換を検討

ウクライナ国立銀行のアンドリー・ピシュニ総裁が、自国通貨のフリブニャを米ドルから切り離し、ユーロとより密接に連動させる方向性を検討し始めたと明らかにした。

ロイターは7日(現地時間)、ピシュニ総裁が同社に送ったメールの回答で、「欧州連合(EU)加盟の可能性、防衛能力の保証におけるEUの役割強化、世界市場の変動性拡大、世界貿易の分裂可能性」などを理由に挙げ、このように述べたと報じた。総裁は「この取り組みは複雑であり、高度で多岐にわたる準備が必要だ」と付け加えた。

ウクライナの外国為替市場のすべての部門でドル取引が依然として主流である中、ユーロ建て取引の割合が緩やかに増加していると総裁は述べた。ウクライナは1996年にフリブニャを導入して以来、ドルを基軸通貨として使用してきた。2022年2月のロシア侵攻直後にはフリブニャの価値をドルに固定し、その後2023年10月に固定相場制からドルを基準とする管理変動相場制に移行した。

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