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2025年05月15日木曜日
ホームニュース「出産した女性だけが女性なのか」韓国議員の私的メッセージが公開され大論争に、大統領候補の公約をめぐる女性差別疑惑も

「出産した女性だけが女性なのか」韓国議員の私的メッセージが公開され大論争に、大統領候補の公約をめぐる女性差別疑惑も

引用:ニューシス

韓国野党 「共に民主党」 のキム・ムンス議員が、同党のイ・ジェミョン大統領候補による「軍務経験の俸給加算」公約を巡り、女性支持者の抗議メッセージに 「女性には出産加点がある」 と返信した。13日に流出したこのやり取りが X(旧Twitter)で瞬く間に拡散し、閲覧数は午後2時時点で180万超。軍加算点制度に敏感な韓国ネット世論を一気に沸騰させた。

「出産した女性だけが女性か」反論殺到

問題のチャットでキム議員は「女性には出産加点と軍加点がある。軍に行かない男性には軍加点がない。男女問題ではない」と主張。しかし支持者からは「社会人になりたての男性が兵役に就く時期に、女性が出産できるわけがない」「未出産の女性は切り捨てか」など怒りの声が集中した。

炎上拡大で“選挙本部副本部長”辞任、謝罪文も投稿

キム議員は同日夜、「私的メッセージが流出し不快感を与えた。言葉足らずだった」と謝罪し、李在明陣営で務めていた遊説本部副本部長の職を辞任すると表明。さらに陣営広報団も 「出産加点制度を検討した事実はない」 と火消しに追われた。

韓国では徴兵制に従事した男性のキャリアをどう評価するかが長年の火種。軍務を給与や昇進に反映させると「女性差別」に直結し、実現に至らなかった歴史がある。李在明陣営が再び火を付けた形だが、今回の騒動は 「出産 vs 軍務」というゼロサム対立 を露わにし、与野党双方にブーメランが刺さる展開となっている。

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