
米中貿易戦争の休戦後、新たな好材料が現れず米国株式市場が混迷する中、電気自動車株も軒並み乱高下した。
15日(現地時間)のニューヨーク市場で、テスラは1.40%、ルシードは2.54%とそれぞれ下落した。一方、リヴィアンは3.24%の急騰を見せた。
テスラは1.40%安の342.82ドル(約4万9,736円)で取引を終えた。これにより時価総額も1兆1,040億ドル(約160兆1,675億8,270万円)に縮小した。
この下落は、テスラのロビン・デンホルム会長が過去6か月間に1億9,800万ドル(約287億3,283万円)相当の自社株を売却したとの報道が影響したとみられる。
この時期は、イーロン・マスクCEOが政治活動に専念する一方で、テスラ車の販売も急激に落ち込んでいる時期と一致する。
一般的に、インサイダー取引の大量売却は株価の天井を示すシグナルとされる。これは多くの場合、株価が十分に上昇したと内部者が判断したためだ。
この報道を受け、テスラ株は1%以上の下落となった。
テスラの下落につれて、ルシードも2.54%安の2.69ドル(約390円)で取引を終えた。
対照的に、リヴィアンは3.24%高の15.30ドル(約2,220円)で引けた。