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「9時間で88機迎撃」…ロシアの過去最大規模ドローン攻撃にウクライナ首都が一夜中悲鳴、トランプ政権が描く”終結シナリオ”の行方

梶原圭介 アクセス  

引用:ウォロディミル・ゼレンスキーのTelegramアカウント
引用:ウォロディミル・ゼレンスキーのTelegramアカウント

ロシアが2022年2月24日にウクライナ侵攻を開始して以来、最大規模のドローン攻撃が行われ、ウクライナで死傷者が出た。

ニューヨーク・タイムズなど海外メディアによると、「18日夜からロシアがウクライナ全土にドローン273機を展開した」という。「この日の空襲で首都キーウでは28歳の女性1名が死亡し、4歳児を含む3名が負傷した」と報じた。

引用:Yuotube「NEWS9 Live」
引用:Yuotube「NEWS9 Live」

この日、ロシア軍のドローンの大半はキーウに向かって飛来した。ウクライナ空軍は9時間で88機のドローンを迎撃し、128機がレーダーから消失したと発表した。

ロシアが大規模攻撃に使用したドローンの多くはイラン製のシャヘドと様々な種類のデコイ・ドローンだった。レーダーから消失した100機以上のドローンはデコイである可能性が高い。

キーウ市民は一晩中、都市の防空システムが作動する中で何度も爆発音を聞いたと口を揃えた。今回の防空作戦にはウクライナの電子戦部隊や機動火力チームなどが動員された。

ウクライナのメディア「キーウ・ポスト」は「ロシアは今回の戦争で最大規模のドローン攻撃を行った」とし、「この攻撃はウクライナとロシア当局が開戦3年目にして直接平和会談を行ってからわずか2日後に発生した」と指摘した。

米紙ニューヨーク・タイムズは「今回のドローン攻撃の影響は限定的だったが、ウクライナに対するロシアの空爆は時間とともに拡大している」と分析した。

引用:instargram
引用:instargram

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はトルコ・イスタンブールでの両国会談後、初めての発言で「この危機(ウクライナ戦争)を引き起こした原因を根絶し、ロシアの安全保障に重点を置いている」と述べた。

一方、今回の戦争で最大規模のドローン攻撃は2月23日に発生した。この時、267機のドローンがウクライナの領空を侵犯し、ウクライナ全土に非常事態が宣言された。

トランプ「プーチンと電話会談へ」…対ロシア圧力再開か

16日、ロシアはウクライナとの平和会談でウクライナの中立的立場の採用や今回の戦争に対する賠償請求の撤回、クリミア半島および4つの占領地からのウクライナ軍の撤退を要求。これに対しウクライナは受け入れられないとの立場を繰り返した。

両国の平和会談が事実上成果なく終了した後、ドナルド・トランプ米大統領は現地時間19日午前10時にプーチン大統領と電話会談を行う意向を示した。

トランプ大統領はプーチン大統領だけでなく、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領や北大西洋条約機構(NATO)加盟国とも対話を行う意向を示した。トランプ大統領の一連の電話会談の予告は、米国がウクライナ戦争の仲介を再開する意図を示唆していると解釈される。

同時にトランプ大統領がNATO加盟国と貿易関連の議題を協議する意向を示したことから、ロシアに対する新たな経済制裁が始まるとの見方も出ている。

先にトランプ大統領は中東訪問後の16日に公開されたフォックス・ニュースのインタビューで「プーチン大統領がウクライナ戦争を終結させるための交渉を行う準備ができていると信じているが、もし交渉が失敗すれば米国はロシアに対する制裁を強化する」と警告していた。

梶原圭介
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