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2025年05月21日水曜日
ホームニュース「政府に頼るな、自分の資産は自分で守れ」キヨサキ氏が説く2025年金融危機と実物資産への逃避戦略

「政府に頼るな、自分の資産は自分で守れ」キヨサキ氏が説く2025年金融危機と実物資産への逃避戦略

『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が2025年の大規模金融危機を警告し、ビットコイン投資を促している。キヨサキ氏は政府支援への依存ではなく、個人による自衛の必要性を強調した。彼は1971年の米国による金本位制廃止以降、法定通貨システムの根本的問題が未解決のまま危機が繰り返されていると指摘する。

キヨサキ氏は1998年のLTCM救済、2008年の中央銀行によるウォール街救済を例に挙げ、2025年には長年の友人ジム・リカーズ氏の言葉を引用し「今度は誰が中央銀行を救うのか」という根本的な問いを投げかけた。

特にキヨサキ氏は、リカーズ氏が指摘した1兆6,000億ドル(約231兆6,960億円)規模の教育ローンが歴史的な金融崩壊を引き起こす可能性があると警告。「貯蓄者が敗者となる」という自身の格言を再強調し、政府や中央銀行への依存を避けるよう訴えた。

キヨサキ氏は資産と自由を守るため、政府通貨を拒否し、ビットコイン、金、銀などの実物資産を選択すべきだと助言。現行システムをマルクス的管理方式に例え、虚偽データと腐敗したリーダーシップが経済を損ない、国民の富と自由を奪っていると批判した。

キヨサキ氏の主張は現行金融システムへの不信感の高まりを反映している。中央銀行による金の追加購入、主要投資家のビットコインへの移行、米国の負債と通貨膨張への懸念増大など、現状と軌を一にする。

ただし、専門家らは金融危機の引き金となり得る要因として、教育ローンに加え、商業用不動産ローンの不良化、企業破産の増加、政府負債の急増など、多様なリスク要因に注目している。

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