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「宇宙の歴史より長い計算」を5分で解決…グーグル「AI×量子連携」で新時代の軍拡競争へ!

織田昌大 アクセス  

「産業への優先適用…1,000量子ビットの量子コンピュータは2~3年以内に実現可能」

「古典コンピュータを完全に置き換えることはできない…AIと連携して補完する形に

 

引用:CNET
引用:CNET

 

グーグルの量子コンピュータ開発を率いる、責任エンジニアであるジュリアン・ケリー氏は21日(現地時間)、「今後5年以内に量子コンピュータ固有の応用事例が登場するだろう」と述べた。

ケリー氏は、グーグル年次開発者会議(I/O)2日目の「量子セッション」で「実用化のタイムラインとしては、5年程度で古典コンピュータでは不可能なアプリケーションを実際に目にすることになるだろう」と語った。

NVIDIAのCEOジェンスン・フアン氏は今年1月、量子コンピュータの商用化には約20年かかるとの見解を示し、関連株価の急落を招くなど物議を醸した。

これに対しケリー氏は、「その差は『商用化』の定義次第だ」とし、「5年以内に古典コンピュータでは不可能な実用例が登場すると確信しているが、それは量子コンピューティングにとってはまだ初期段階だ」と説明した。

さらに「最初の実用例は産業別の応用になるだろう」とし、「消費者向けの応用はさらに先になるが、その具体的な姿を予測するのは現時点では難しい」と付け加えた。

ただし、「我々は、この技術が他の方法では不可能なことを可能にすることを示すために、最初の使用事例の実現に注力している」と強調した。

量子コンピュータは、従来のビット(0と1で情報を表現する単位)を超え、量子ビット(0と1の状態を同時に持つ重ね合わせた状態)を計算の基本単位として使用するため、従来型コンピュータをはるかに上回る演算性能を示すことで注目を集めている。

グーグルは、IBMと共に量子コンピューティング技術で最先端を行くと評価されている。昨年12月に独自開発した量子チップ「ウィロー(Willow)」の発表で、さらに注目を集めた。

グーグルによると、ウィローに搭載された量子コンピュータは、性能実験で現存する最速のスーパーコンピュータ「フロンティア(Frontier)」が解くのに宇宙の歴史よりも長い10セプティリオン年(10の24乗年)かかる問題を、わずか5分で解いたという。

量子ビット数が増えるほど、量子コンピュータの演算能力は指数関数的に向上する。

1,000量子ビットは、従来型コンピュータでは不可能な問題を量子コンピュータが解決できる「閾値」とされている。ウィロー搭載の量子コンピュータは、現在105量子ビットだ。

ケリー氏は「グーグルの量子コンピュータは今後2~3年以内に1,000量子ビットを達成できるだろう」と自信を示した。

彼はまた、「量子コンピュータの動作原理は量子物理学に基づくため、二進法の古典物理学とは根本的に異なる」とし、「そのため、人体という複雑な環境でどの薬剤が実際に効果的かを把握することで、新薬開発などに活用できる」と説明した。

一方で、量子コンピュータが従来型コンピュータを完全に置き換えることはないとの見方を示した。

「量子コンピュータは現在使用している既存のコンピュータの単なる改良版や高性能版ではない」とし、「量子物理学の原理を用いて情報を根本的に異なる方法で処理する」と説明した。

さらに「量子コンピュータがすべての従来型コンピュータに取って代わり、スマートフォンが突然量子コンピュータになると考える人もいるが、そうではない」と強調した。

「量子コンピュータでしか解決できない特定の問題はあるが、従来型コンピュータを完全に置き換えることはない」とし、「量子コンピュータと従来型コンピュータは共存し、互いに補完し合うだろう」と付け加えた。

また、「AIも量子コンピュータと連携し、相互に補完し合うようになる」との見解を示し、「量子コンピュータは、AIの能力向上に向けたデータ学習に貢献できる。一方で、AIは量子コンピュータがさまざまな分野でデータに基づくシミュレーションを行う際には、訓練データセットを提供できる」と説明した。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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