ロシアが「ドローン105機撃墜」→「ベルゴロドへ94機」追加を発表
前日も最低249機…オリョール州の軍需品工場攻撃

ウクライナは22日(現地時間)、ロシアの首都モスクワなどを標的に大規模なドローン攻撃を実施した。
タス通信などは、モスクワ時間の同日午前0時から午前5時30分までの間にロシア全土に向けて発射されたウクライナのドローン105機を防空網が迎撃したというロシア国防省の発表を報じた。
モスクワ州で35機、オリョール州で14機、クルスク州で12機、ベルゴロド州で11機、トゥーラ州で10機、カルーガ州で9機、ウォロネジ州で7機、リペツク州とスモレンスク州でそれぞれ3機、ブリャンスク州で1機を撃墜したという。
この攻撃を受け、モスクワの4空港が一時閉鎖された。
また、トゥーラ州では2名が軽傷を負った。ドローン1機がアパートの屋上に墜落し、その破片が住宅やその他の建物に落下した。
現地当局は破片に爆発物が含まれている可能性があると警告し、市内の一部地域を封鎖した。
その後、ロシアはウクライナと国境を接するベルゴロド州の12都市に対し、1日でドローン94機と砲弾44発が発射され、民間人2名が負傷したと追加発表した。
攻撃により、住宅やガス管、送電線、車両などが損傷し、一部地域で停電が発生した。
ウクライナは前日もロシア本土に数百機のドローンを飛ばしていた。ロシアは午前4時から午後11時50分までの間にロシア全土で少なくとも249機のドローンを撃墜したと発表した。
これにより、モスクワの主要空港が一時閉鎖され、数十便の航空機が運航キャンセルまたは経路変更を行った。
ウクライナはこの中でオリョール州の軍需品工場を攻撃した事実を認めた。ウクライナ側は「スホーイ(Su)戦闘機やイスカンデル・キンジャルミサイルの部品を生産するオリョール州のボルホフ半導体工場を攻撃した」と述べた。