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2025年06月06日金曜日
ホームニュース「厳正に処分しろ」北朝鮮・金正恩立ち合いの新型駆逐艦進水式で転覆事故発生、関係者3人を拘束し厳罰

「厳正に処分しろ」北朝鮮・金正恩立ち合いの新型駆逐艦進水式で転覆事故発生、関係者3人を拘束し厳罰

引用:YouTube@globalnews
引用:YouTube@globalnews

北朝鮮が、進水中に転覆事故を起こした新型駆逐艦に関連して、造船所の関係者を相次いで拘束した。

朝鮮中央通信は25日、「清津(チョンジン)造船所で発生した駆逐艦の進水事故に関する調査が厳しく進められている」と報じた。これによると、司法当局は事故の責任者とされる清津造船所の技師長のカン・ジョンチョル、船体総組立作業場長のハン・ギョンハク、行政副支配人のキム・ヨンハクの3人を拘束したという。

事故調査のために編成された特別チームは24日、これまでの調査結果を党中央軍事委員会に報告した。艦の新たな損傷は確認されておらず、現地の復旧チームは当初の計画通りに作業を進めていると伝えられた。

これに先立ち、党中央軍事委員会は「決してあってはならない、到底容認できない事故の原因を明らかにし、関係者を厳正に処分せよ」と特別チームに命じていた。この指示を受け、清津造船所の支配人のホン・ギルホが22日に司法当局に召喚され、その部下にあたる関係者たちが次々と拘束された。

事故は21日、金正恩国務委員長が立ち会う中、清津造船所で行われた5,000トン級の新型駆逐艦の進水式において発生した。進水の過程で艦が転覆し、一部が水没、船体も損傷を受けた。

事故の一部始終を目撃した金正恩国務委員長は、これを「深刻な重大事故であり、犯罪的行為だ」と厳しく非難。関係者の厳正な処罰と、6月中の艦体復旧を指示した。北朝鮮当局は、駆逐艦の損傷は当初の発表より深刻ではないとの見解を示している。

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