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2025年05月31日土曜日
ホームニュース【投資者必見】ブラックロックがビットコインを「戦略資産」に格上げ!「理想比率は2%」に込めた狙い

【投資者必見】ブラックロックがビットコインを「戦略資産」に格上げ!「理想比率は2%」に込めた狙い

世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の理想的なポートフォリオ比率を提示した。

 
 

U.Todayなどによると、ブラックロックのデジタル資産部門責任者ロバート・ミチニック氏は、先日ラスベガスで開催された「ビットコイン2025」カンファレンスにおいて、投資ポートフォリオにおけるビットコインの理想的な比率として2%を推奨した。

ミチニック氏は、この推奨が短期的な市場動向に対する反応ではなく、長年の分析と研究に基づく結論であると強調した。

この推奨は昨年12月にブラックロックが発表した報告書で初めて示されたもので、ビットコインをヘッジ手段として活用できる点に注目している。

「この決定は単一の出来事や市場反応を反映したものではない。ブラックロック社内チームの長期にわたるデータ分析と戦略的評価の結果だ」と説明した。

ブラックロックは長期間にわたり、伝統的資産とデジタル資産の相関関係、変動性、リスクを分析してきた。その結果、ビットコインがポートフォリオの分散化に寄与できる資産であるとの結論に至ったと解釈される。

特にミチニック氏は、ビットコインが金よりも高い上昇ポテンシャルを持つとも言及した。これはビットコインを単なるデジタルゴールドとみなす従来の見方から一歩進んだ解釈であり、実際に近年ビットコインは金を上回る収益率を記録している。

ブラックロックのこうした姿勢は、機関投資家にとって重要なシグナルとなり得る。伝統的金融界で最も影響力のある企業の一つであるブラックロックがビットコインを戦略的資産とみなしていることは、市場全体でデジタル資産への信頼を高める要因となる。

ビットコインに対する2%の比率推奨は、短期的な収益を狙う戦略というよりも、長期的視点からポートフォリオのリスク分散と価値保全を目的とした戦略であると解釈される。

ブラックロックは、伝統的資産とデジタル資産が共存する新たな投資環境においてビットコインの役割がますます重要になると見ており、それに伴い今後の資産配分戦略にも変化が避けられないとの見方を示している。

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