
ドナルド・トランプ前米大統領が、ジョー・バイデン大統領に関する荒唐無稽な陰謀論を自身のSNSで拡散し、波紋を広げている。
米NBCニュースの1日付報道によると、トランプ氏は前日、自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」において、バイデン氏が「2020年に処刑され、現在はクローンとロボット技術によって作られた魂なき存在がすり替わっている」と主張する匿名投稿を共有した。
投稿に対してトランプ氏が直接言及することはなかったが、現職の大統領に関してこのような内容を拡散したこと自体が波紋を呼んでいる。
ホワイトハウスは、トランプ氏がこの投稿を共有した意図や、投稿内容を事実だと認識しているかについての質問に回答していない。
一方、トランプ氏は先月19日、バイデン氏の前立腺がんの発症について「一般に長らく公表されていなかったことに驚いた」と語っており、バイデン政権の情報開示のあり方にも疑問を呈している。
次期大統領選を控えるなか、両候補による攻防がSNS上でも激しさを増している。