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2025年06月06日金曜日
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JPモルガンCEO「国家負債増加は大きな問題」…信用スプレッド拡大で中小企業・不動産ローンに打撃予想

引用:Depositphotos

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、「米国の国家負債の増加は、債券市場に厳しい時期をもたらす大きな問題だ」と強調した。国債負債が増加すれば、信用スプレッドがさらに拡大すると述べた。

2日(現地時間)、ロイターなど海外メディアによると、ダイモンCEOはこの日、フォックス・ビジネスとのインタビューでこう語った。この発言は、米政府が減税案などで財政赤字を拡大させれば、潜在的に市場により大きな混乱をもたらすという彼の以前の警告と軌を一にしている。

ダイモンCEOは「人々が米ドルは適切でないと判断すれば、信用スプレッドにギャップが生じる可能性がある。これは深刻な問題だ」と述べた。さらに「資金調達を行う主体にも打撃を与える」と指摘し、「中小企業、中小企業向けの融資、ハイイールド債、レバレッジドローン、不動産ローンなどすべてが影響を受ける」として、債券市場の変動性は懸念すべき事項だと強調した。

最近数週間、米国の経済政策の変化により債券市場は急落した。これは債券利回りの上昇を意味する。米トランプ政権は減税案を主軸とする「一つの大きく美しい法案」の成立を推進中であるが、この法案は今年の米国の財政赤字をさらに悪化させると予想されている。

69歳のダイモンは金融危機のたびに米政府に一貫して助言を行ってきた。2024年大統領選の際には財務長官を含む政府高官ポストに彼の名前が挙がったが、銀行にとどまった。

ダイモンCEOは他の多くのCEOよりも長い19年以上にわたり、米最大の銀行を率いてきた。後継者問題に関する質問に対し、ダイモンCEOは「数年はかかるだろう」と答えた。彼は「適切な時期が来れば、会長や専務として数年間さらに働くこともできる。私は自分の仕事が好きだ」と付け加えた。

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