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【映像】「ウクライナのドローン117機が核基地を奇襲」ゼレンスキーが設計した秘策の結果は?

織田昌大 アクセス  

「10兆ウォン(約1兆442億6,645万5,028円)の灰燼」ロシアの軍基地が壊滅、核爆撃機も次々と破壊…史上最大規模のドローン攻撃

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ウクライナがFPVドローンを使用し、ロシアの空軍基地5カ所に対し開戦して以来、最大規模の攻撃を敢行した。今月1日(現地時間)、ウクライナの現地メディアは、ウクライナ保安庁(SBU)がロシアの空軍基地5カ所を同時多発的に攻撃し、被害総額は最大20億ドル(約2,880億円)に上るとされる。報道によると、ウクライナ保安庁はウクライナの国境から4000km以上離れたシベリアのイルクーツク州ベラヤ空軍基地をドローンで攻撃したという。ウクライナが地域の奥深くまで攻撃したのは今回が初めてだ。そして、ウクライナはロシア西部のリャザン州にあるディアギレボ空軍基地、ロシア北部のムルマンスク州にあるオレニャ空軍基地、モスクワから250km離れたイヴァノヴォ州の空軍基地、モスクワ州のヴォスクレセンスク飛行場も攻撃し、ロシアの空軍体制を脅かした。

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この日、ウクライナ軍関連のSNSには、ウクライナ保安庁が遠隔操作するFPVドローンが各空軍基地内の軍用機に突入し、炎と煙が立ち上がる様子が映っている動画が次々と投稿された。

特にこの日、ウクライナ保安庁はベラヤ空軍基地でツポレフTu-95MS爆撃機3機とTu-22M3爆撃機2機、オレニャ空軍基地でTu-95MS 4機と軍用輸送機An-12なども標的となった。

Tu-22M3は最高速度がマッハ1.88(時速約2,300km)に達するソ連初の量産型超音速戦略爆撃機だ。航続距離6,800km、最大離陸重量124トンで核ミサイルを搭載することが可能だ。ロシア軍は2022年4月、この爆撃機を使用してウクライナのアゾフスタリ製鉄所を集中爆撃した。1機当たりの価格は2億〜3億ドル(約288億86万8,830円〜432億130万3,245円)とされる。

航続距離1万5,000kmの長距離戦略爆撃機Tu-95MSは、冷戦時代にアメリカに核爆弾を投下できるよう設計された。最大離陸重量188トン、最高時速925kmで、核弾頭を搭載可能な空対地巡航ミサイル(Kh-55)を最大8発まで搭載できる。1機当たりの価格は2,628万ドル(約37億8,443万4,164円)と推定される。

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ウクライナメディアは、この攻撃でロシアの戦略爆撃機など軍用機41機が全焼または破壊され、被害規模は20億ドル(約2,880億868万8,297円)に上ると推計した。その後、ウクライナ保安庁はロシアの被害規模が70億ドル(約1兆80億3,040万9,039円)に達し、ロシアの主要空軍基地内の戦略巡航ミサイル運搬機の34%を攻撃したと評価した。5月末時点で、ベラヤ基地とオレニャ基地にはTu-22M3が79機、Tu-95MSが17機、Tu-160が7機など爆撃機をはじめ、MiG-31、IL-78M、An-12、An-26などが配備されていたという。これに対しロシア国防省は「ウクライナが空軍基地5カ所を狙ったFPVドローンによるテロ攻撃を行ったが、全て撃退した」と主張している。ただし、ベラヤ空軍基地とオレニャ空軍基地内の複数の軍用機で火災が発生したと説明した。しかし、火災は全て鎮火し、軍人や民間人の死傷者はいなかったとロシア国防省は付け加えた。作戦名「スパイダーウェブ」…FPVドローンをロシアに密輸ウクライナ保安庁、1年6カ月前から綿密な作戦準備アクシオス、「アメリカに事前通報せず」と報道

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ウクライナ保安庁はドローンを小型木製コンテナに隠し、一般貨物を装ってトラックでロシアに輸送したとされる。その後、適切なタイミングで遠隔操作でトラックと木箱の蓋を開け、ロシアの各空軍基地にドローンを発射したという。

ロシアの現地目撃者は「高速道路に駐車されたカマズトラックからドローンが飛び出してきた」と証言している。

ウクライナ当局は、今回の「スパイダーウェブ」作戦はウクライナ保安庁のバシル・マリウク長官が考案し、過去1年6カ月間綿密に準備してきたと明かした。そして、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が直接進捗状況を監督していたと説明した。

ただし、海外メディア「アクシオス」は、ゼレンスキー大統領が作戦について事前にアメリカのトランプ政権に通報していなかったと報じた。

ゼレンスキー大統領はX(旧Twitter)への投稿で作戦に直接言及せず、ウクライナ国防省やウクライナ保安庁など軍・安全保障機関の首脳から防衛作戦について報告を受けたと述べた。

そして、「我々は我が国の独立、国家、そして国民のためにあらゆる努力を尽くしている」と強調した。

その後、ゼレンスキー大統領は同日夜の演説で、今回の作戦を1年半以上かけて計画し、ドローン117機を投入したと公式に発表した。

彼は「計画、組織、全ての詳細が完璧に準備された」とし、「間違いなく独特な作戦だったと自信を持って言える」と述べた。

織田昌大
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