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戦車28台がワシントンDCに集結!トランプ大統領79歳誕生日に合わせた陸軍閲兵式で道路損傷23億円の懸念も

荒巻俊 アクセス  

引用:米陸軍
引用:米陸軍

米陸軍は、ドナルド・トランプ米大統領の誕生日であり、陸軍創立250周年を迎えるにあたり、首都ワシントンDCでの閲兵式に向けた本格的な準備に着手した。

CNNなど現地メディアは9日(現地時間)、「14日に予定されている閲兵式のため、M1エイブラムス戦車28台などの主力戦車が次々とワシントンDCに集結し始めた」と報じた。

米陸軍が公開した映像には、多数の軍用装備が鉄道を通じてワシントンDCに移動する様子が映し出されている。特に数十台の戦車が整然と並び、首都中心部から市街地に至る鉄道沿いを移動する姿は圧倒的な光景を呈している。

ロイターが公開した航空映像には、貨物車両に積載されたまま首都に向かう戦車の姿も捉えられている。

閲兵式の準備が進む中、ワシントン市内では閲兵式による道路損傷などの被害を懸念する声が上がっている。例えば、米軍の主力戦車であるM1エイブラムス戦車1台の重量は約70トンで、ワシントンDCの道路が耐えられる最大重量(約36トン)の約2倍に達する。

このほか、ストライカー装甲車28台、その他の車両100台以上、第二次世界大戦時に運用されたB-25爆撃機、馬34頭、ラバ2頭、軍用犬1頭と兵士6,600名が閲兵式に参加し、ヘリコプター50機が上空を飛行する予定だ。

ワシントンDC市当局は閲兵式後の道路被害額を1,600万ドル(約23億1,513万円)と見積もっている。

ワシントンDCのミューリエル・バウザー市長は最近の記者会見で、「我々は道路を良好な状態に保つために懸命に努力してきた」と述べ、「道路が損傷した場合、市当局が自らの予算で修繕した後、連邦政府に費用を請求することができる」と明らかにした。

引用:米陸軍
引用:米陸軍

米国防総省のスティーブ・ウォーレン報道官はワシントン・ポストに対し、「被害予想額は被害緩和策を講じなかった場合に発生し得る費用の初期見積もりであり、最悪のシナリオに過ぎない」と述べ、「戦車は歩行速度で行進する予定で、金属製の戦車履帯と路面の間に緩衝材としてゴムパッドを取り付けてから閲兵式を行う」と説明した。さらに「道路の脆弱な箇所には、鉄板を敷いて保護する計画だ」と付け加えた。

ワシントン・ポストは、今回の閲兵式により道路損傷のほか、ごみ収集や道路閉鎖、警察の時間外勤務などに関する費用が発生する見込みだが、陸軍当局はこれらの費用の賠償については回答を避けたと伝えている。米陸軍が主催する今回の閲兵式には最大4,500万ドル(約65億1,038万円)の巨額が投じられる見込みで、費用は軍当局が負担するとされている。

一部では、トランプ大統領の79歳の誕生日と同じ日に閲兵式が行われることから、トランプ大統領が陸軍創立250周年を口実に事実上の豪華な誕生日パーティーを開くのではないかとの批判が上がっている。これに対し陸軍当局者は「今回の閲兵式でトランプ大統領に誕生日の歌を歌うなど、誕生日を強調する予定はない」と線引きをしたが、論争は収まっていない。

ワシントン・ポストは「他国の閲兵式を羨望していたトランプ大統領は壮大なイベントを望んでおり、陸軍も武力を誇示する機会を逃さなかった」と指摘している。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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