メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

日産系部品大手マレリの経営再建が完全暗礁…インド企業買収案を外資ファンドが拒否、チャプター11で米裁判所管理下での再出発へ

梶原圭介 アクセス  

引用:マレリ
引用:マレリ

 

自動車部品大手のマレリ・ホールディングス(旧カルソニックカンセイ)が、米連邦破産法第11条(チャプター11・破産保護)の適用を申請する方針であることが明らかになった。売上高の約30%を占める日産自動車の経営不振が、部品メーカーにまで影響を及ぼしているとみられている。チャプター11の適用が認められれば、マレリの資産は裁判所の管理下で保全され、事業を継続しながら経営再建に向けて新たなスポンサーを選定する手続きに入ることになる。

10日の日本経済新聞によると、マレリは近いうちに米デラウェア州の連邦破産裁判所にチャプター11の適用を申請する方針だという。日産による生産調整の影響で業績および資金繰りが悪化したと伝えられている。

マレリの前身であるカルソニックカンセイは、日産自動車グループ最大の自動車部品メーカーだった。日産は2017年、電気自動車や自動運転技術への集中を目的に、カルソニックカンセイの株式41.6%を米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に売却した。

KKRは2019年、カルソニックカンセイと旧マニエッティ・マレリを統合し、新たに「マレリ」を発足させたが、新型コロナウイルス禍などで経営が悪化した。2022年には東京地裁で「簡易再生」を活用した再建計画の認可を受けた。これは、債権者と事前調整した再建案をもとに裁判所の認可を得て、再生手続きに入る方式である。

当時の負債総額は約1兆2,000億円に上り、戦後の日本製造業では最大規模の経営破綻だった。

しかしその後も、主要取引先である日産や欧州のステランティスの販売不振が続き、資金繰りは改善しなかった。国内銀行は資産売却を提案したが合意に至らず、再建策の模索が続いていた。

先月には、国内銀行や海外ファンドなど約10社で構成される債権者集会が開かれ、インドの大手自動車部品メーカー「マザーサン・グループ」による買収を前提とした私的整理案が提示された。しかし、米ファンド「ストラテジック・バリュー・パートナーズ(SVP)」を中心とする外資系債権団がこれに反対したという。私的整理には全債権者の同意が必要とされている。

当初は、みずほ銀行を含む国内の主要銀行がマザーサン・グループによる買収を通じた私的整理案を支持していたが、外資系債権団が一部債権の放棄や新規資金の出資提案など、より有利な条件を提示したため、チャプター11申請への方針転換に至ったと日経は報じている。

梶原圭介
CP-2023-0188@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 【衝撃】チャーリー・カーク殺害容疑者、全米上位1%の奨学生…“挑発的言動への憎悪”が動機に
  • 世界初「AI閣僚」衝撃任命! 公共入札の腐敗を断ち切る仮想人物ディエラ登場…賛否真っ二つ
  • 「プーチンに我慢の限界」...トランプ、プーチンの非協力に苛立ち、銀行・石油・二次関税で制裁強化!
  • 「ファシストよ、俺を捕まえてみろ!」カーク氏暗殺、22歳容疑者を逮捕、背後に“政治的動機”か
  • 「全部ロシアのせいだ!」ウクライナ戦線で北朝鮮兵壊滅…金正恩涙を流し、“ロシア責任説”を強烈アピール
  • 「日韓米軍縮小」に米統合参謀本部副議長候補“重要なのは数ではなく能力”…中・露・北・イランの前例なき協力の脅威を指摘

こんな記事も読まれています

  • 【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
  • 【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
  • レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 世界初「AI閣僚」衝撃任命! 公共入札の腐敗を断ち切る仮想人物ディエラ登場…賛否真っ二つ
  • 「日韓米軍縮小」に米統合参謀本部副議長候補“重要なのは数ではなく能力”…中・露・北・イランの前例なき協力の脅威を指摘
  • 「マーベルから解雇されるべき?」クリス・プラットの追悼投稿に批判殺到
  • 「イケメン不要」美女モデルが“醜い男限定”で交際するワケにネット騒然

こんな記事も読まれています

  • 【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
  • 【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
  • レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 世界初「AI閣僚」衝撃任命! 公共入札の腐敗を断ち切る仮想人物ディエラ登場…賛否真っ二つ
  • 「日韓米軍縮小」に米統合参謀本部副議長候補“重要なのは数ではなく能力”…中・露・北・イランの前例なき協力の脅威を指摘
  • 「マーベルから解雇されるべき?」クリス・プラットの追悼投稿に批判殺到
  • 「イケメン不要」美女モデルが“醜い男限定”で交際するワケにネット騒然

おすすめニュース

  • 1
    【奇行】午後の公園にゴキブリ数十匹をばらまいた女…SNSで炎上、公衆衛生に大論争

    トレンド 

  • 2
    「火星内部の隠された真実を暴く!」最新研究が突き止めた“45億年前の惑星大衝突”の破片…内部は均質な層ではなかった

    トレンド 

  • 3
    【NASA発表】火星で“微生物の痕跡”発見!35億年前の湖に潜在的生命の証拠か

    トレンド 

  • 4
    「遺体から精子採取」…銃撃で殉職した記者、2年後に“父親”に!婚約者が代理母出産で妊娠報告

    トレンド 

  • 5
    木の下敷きになった子犬を救った野生のクマ…直後に明らかになった衝撃の事実とは?

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「果物の食べ過ぎでダウン!?」担架で病院に運ばれた“トルコのクマ・オカン”の顛末

    トレンド 

  • 2
    午前2時に野生の象が襲来!鉄門を壊し米50キロを爆食い…住民は「日常茶飯事」

    トレンド 

  • 3
    キノコ製カヤックで42キロの海を横断!? 15メートルのシロナガスクジラがまさかの“伴走”

    トレンド 

  • 4
    不倫相手と同じヴィラに!? 離婚した夫、元妻と娘の“真下の階”に引っ越して大波紋

    トレンド 

  • 5
    「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]