メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

トランプ移民取り締まりで米軍が「民間人拘束可能」発言の衝撃

荒巻俊 アクセス  

引用:Depositphotos

ドナルド・トランプ米大統領の移民取り締まり強化に反対する抗議が米国全土に広がる中、ロサンゼルス(LA)に配備された米海兵隊が必要に応じて民間人を拘束できるという軍当局者の発言が論争を呼んでいる。

11日(現地時間)のロイターによると、派遣部隊を指揮するスコット・シャーマン米陸軍少将はこの日のブリーフィングで「海兵隊は逮捕権はないが、警察が到着するまで人を一時的に拘束することができる」と述べた。

トランプ大統領の指示により、LA市内には海兵隊700名と州兵4,000名が投入される予定である。米国防総省の関係者は前日の公聴会に出席し、部隊配備に伴う費用が約1億3,400万ドル(約192億9,941万円)に達するとの見積もりを示した。

彼らは国土安全保障省傘下の移民・税関捜査局(ICE)要員を保護し、連邦政府の建物を警護する任務を担う。これはトランプ大統領がまだ「内乱法(Insurrection Act)」を発動していない状況において、連邦法である「民警団法(Posse Comitatus Act)」により、連邦軍部隊は特別な場合を除いて国内治安維持活動に直接参加できないためである。

カリフォルニア州政府はトランプ大統領の今回の措置が権力の濫用であり、過剰反応であると指摘している。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は「2,000人以上の州兵のうち、実際に現場に配備されているのは300人に過ぎず、残りは待機中である」とし、「このようなやり方は大統領のプライドを満たすためだけのものである」と批判した。

州政府はまた、トランプ大統領の連邦軍配備に対して連邦裁判所に訴訟を提起した。カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官は「軍が移民・税関捜査局(ICE)と共に地域社会に投入されることは、民警団法違反の可能性がある」と指摘した。

トランプ大統領は内乱法の代わりに合衆国法典第10編第12406条を根拠に州兵投入の正当性を主張しているが、同条項も「このような命令は各州知事を通じて発令されなければならない」と明記されている。トランプ政権はカリフォルニア州政府の訴訟に対し、「反乱または反乱の危険があると判断されれば、大統領は軍事力を使用できる」と反論した。この事件の初回審理は12日に行われる予定である。

その中で、シャーマン少将が民間人拘束の可能性に言及したことにより、違法性があるとの批判がさらに広がると見られる。LAで始まった抗議は先週ICEの大規模な取り締まりを契機に引き起こされ、現在ニューヨーク、アトランタ、シカゴなど主要都市に広がっている。抗議の参加者は「反ICE」、「トランプ退陣」などのスローガンを叫びながら行進を続けている。

トランプ大統領は「私が軍を送らなかったら、LAはすでに燃えていた」と主張したが、ニューサム知事と地元警察は「初期の抗議はほとんど平和的であり、むしろ連邦軍の投入が事態を悪化させた」と反論している。

LA市当局は10日(現地時間)の午後8時から翌朝6時まで、市内1平方マイル区域に夜間外出禁止令を発令した。LAのカレン・バス市長は「外出禁止令が効果を見せた」とし、「昨晩は略奪や公共施設及び物品破壊行為がなかった」と述べた。

国土安全保障省によると、ICEは最近、1日平均2,000人の移民を逮捕している。これはジョー・バイデン前大統領在任中の1日平均逮捕人数(311人)の6倍以上の数字である。10日(現地時間)には、ネブラスカ州オマハにある食肉加工会社「グレン・バレー・フーズ」で大規模な取り締まりが行われ、約75~80人が逮捕された。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」...トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「左寄りは認めない!」マスク氏、ウィキペディアに“宣戦布告”、AI百科事典「グロッキペディア」公開
  • 【反米同盟誕生】中国、ブラジルと手を組み、米国産大豆を“締め出し”!“反米経済圏”の胎動か
  • 「欧州の金がなければ持たない」ゼレンスキー、戦争長期化で焦燥感あらわ...欧州資金と武器に最後の望み!
  • 「米国には頼れない...」カナダ首相、習近平と接近へ!米加関係は“史上最悪レベル”に

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」…トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「寝るとパンになる犬」目と鼻はどこ?秋田犬・ジンの“つぶれ顔”が可愛すぎて笑撃!
  • 「いや、まだ寝ちゃダメだ…くぅぅ」眠気との“壮絶バトル”の後、“見事K.O.”されるルフィーの姿に爆笑の嵐!

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」…トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「寝るとパンになる犬」目と鼻はどこ?秋田犬・ジンの“つぶれ顔”が可愛すぎて笑撃!
  • 「いや、まだ寝ちゃダメだ…くぅぅ」眠気との“壮絶バトル”の後、“見事K.O.”されるルフィーの姿に爆笑の嵐!

おすすめニュース

  • 1
    「ヘリコプターからキリンに銃乱射...」世界1位ユーチューバーの過激動画が「よくやった」と称賛されるワケ

    トレンド 

  • 2
    「会社の金を盗む気満々」AIが作った“偽領収書”に企業が次々と騙される衝撃の実態

    トレンド 

  • 3
    「コンコルド超えの静音技術」!NASA開発、静かな超音速旅客機“X-59”初飛行成功

    フォトニュース 

  • 4
    同居女性を殺害し自宅に“セメント埋葬”…16年間隠していた男を逮捕

    トレンド 

  • 5
    TXT、13作連続オリコン1位!『Starkissed』でキャリアハイ&日本5大ドーム制覇へ!

    K-POP 

話題

  • 1
    キム・スヒョン側弁護士、「故キム・セロン氏の死因は“家族断絶と自傷行為”」と主張…法的攻防が再燃!

    エンタメ 

  • 2
    「トッポッキ王国」3世ハ・ミンギ、185cmビジュでK-POP界デビューへ!

    エンタメ 

  • 3
    「ご主人、シャンプーの時間です!」髪を洗って乾かすまで手伝う“天使のゴールデン”に笑顔広がる

    トレンド 

  • 4
    イム・ジョンヒ、臨月の笑顔で登場…バレエダンサー夫と“音楽でつなぐ愛”を公開!

    エンタメ 

  • 5
    「自分たちの豚が食卓に…」5か月育てた豚を食べさせた小学校、涙の“命の授業”

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]