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「ハメネイ暗殺は良くない」トランプがイスラエルの計画に異議、イラン体制の崩壊狙う攻撃に懸念

有馬侑之介 アクセス  

「ハメネイ暗殺に米大統領が反対」…4日目の攻撃継続、テヘラン市内で車両爆弾攻撃も

引用:フォックス・ニュース
引用:フォックス・ニュース

イスラエルのイラン攻撃の目的が「核の脅威除去」を超え、イラン体制の崩壊を狙っているとの見方が示されている。イランの最高指導者暗殺を企図するイスラエルの計画に米大統領が反対したとの報道も出た。

ロイター通信と米CBSニュースが15日(米東部時間)に報じたところによると、イスラエルのイラン攻撃後、ドナルド・トランプ米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が会話を交わしたという。トランプ大統領は、イスラエルによるイランのアリー・ハメネイ最高指導者暗殺計画について「良くない考えだ」と伝えたと、米当局者が明かした。

同日、ネタニヤフ首相は米フォックス・ニュースのインタビューで、ハメネイ暗殺計画については「その問題には触れない」と回答を避けた。

「今回の攻撃はイランの軍幹部や核、科学者、その他の指導者を標的にしているが、体制変更も目的の一つになり得るか」との質問に対し、ネタニヤフ首相は「イランの体制は非常に脆弱なため、明らかにそうした結果につながる可能性がある」と答えた。

彼は「イラン政権に残されているのは二つだけだ。核爆弾と弾道ミサイル開発計画だ。彼らに国民は残っていない。80%の国民が『神学的な暴力集団』を見捨てるだろう。彼らは国民を46年間抑圧してきた」と主張した。この発言が事実であれば、イスラエルは単にハメネイの排除を狙っているのではなく、1979年の革命で樹立された「イスラム共和国」体制の崩壊を目指していることになる。

こうした中、イスラエル工作員による都市破壊工作も進行中だとイランは明らかにした。イラン国営通信社のIRNAの報道によれば、イラン警察は15日、イスラエル諜報特務庁モサドの工作員2人をテヘランで逮捕し、彼らが所持していた200kg以上の爆発物、ドローン23機分の機器と発射装置、ピックアップトラック1台を押収したという。またテヘランでは自動車爆弾攻撃も5件あったとIRNAは伝えた。

13日未明にイランの防空網や軍幹部、核・ミサイル科学者、核施設などを標的に始まったイスラエルの攻撃は、相当な成果を上げたにもかかわらず、イラン全土の油田やガス田などのエネルギー施設や官公庁にまで拡大した。テヘラン市内での爆弾攻撃にまで及び、市民を恐怖に陥れているようだ。

テヘランでは、都市を脱出する車両の列が激しい渋滞を引き起こしている様子が目撃されている。イスラエルの攻撃開始から4日目となる16日、イラン保健省はイスラエルの攻撃により少なくとも224人が死亡したと発表した。

イスラエルに対するイランの報復攻撃は、テルアビブ、エルサレム、ハイファなどの大都市を標的としている。数百機のドローンと弾道ミサイルが発射され、その多くがアイアンドームや「ダビデの投石器」などの防空システムで迎撃されたが、一部が突破され、民間人の被害が相次いでいる。イスラエルの救急サービスMDAは、イランの攻撃により17人が死亡したと報告している。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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