
中国で「蚊サイズ」の超小型生体ロボットが開発されたとして注目を集めている。
中国国防科学技術大学が発表したところによると、このロボットは全長2センチ、翼幅3センチ、重量は0.3グラム未満という極小サイズながら、自律飛行が可能な画期的な技術だという。生物工学的な特徴と最先端技術を融合させた成果とされており、同大学によれば「世界初」の快挙だ。
ロボットの極小化には、微小電気機械システム(MEMS)や生体情報技術など、多分野の協力が必要とされる。開発は困難を極めたが、それを乗り越えて実現したとしている。
中国IT系メディア『クアイカー』によると、このロボットは「非常に小さく、軽量で目立たないため、多様なシーンでの活用が期待される」と指摘されている。特に人の手が届きにくい場所への侵入や監視、情報収集など、軍事・産業両面での応用が想定されている。
このニュースを受け、ネット上では不安の声も広がっている。「スパイ活動にぴったり」「中国はこれで何をしようとしているのか」「もはや笑えない」など、用途をめぐる懸念が相次いで寄せられている。