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2025年06月25日水曜日
ホームニュース「3人会食禁止」や「24時間禁酒」は行きすぎ?中国政府、公職者の規定違反に新たな線引き

「3人会食禁止」や「24時間禁酒」は行きすぎ?中国政府、公職者の規定違反に新たな線引き

引用:ニューシス
引用:ニューシス

中国で共産党の倫理規定「八項規定」を巡り、一部の地方政府が公務員に対して過度な規制を行っているとして、中央政府が是正に乗り出した。

23日付の香港紙・『星島日報』によると、中国共産党中央紀律検査委員会と国家監察委員会は前日、「公職者による規定違反とされる接待の明確な認定基準」に関する報告書を発表。公務員が職務上関係のある相手に接待を提供したり受けたりした場合は、明白な規則違反にあたると明記された。

報告書では、公務遂行の公正性を損なう恐れのある食事会、公費を使った宴会、企業や利害関係者からの接待などを全面的に禁止。特に「公職者が参加すべきでない8種類の会食」が具体的に列挙され、部下や管轄機関、関連企業などとの会食は、招待の有無や開催場所にかかわらず規定違反とみなされるという。

この新たな指針は、既存の「八項規定」に詳細な運用基準が存在しなかったことから、一部の自治体が「3人以上での会食禁止」や「24時間の禁酒令」といった過剰な制限を導入していた事態を受けたものと見られている。

「八項規定」は、習近平国家主席が共産党総書記に就任した直後の2012年12月に導入された重要な倫理改革措置。今回はその運用の歪みを中央が是正する動きとして、注目を集めている。

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