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2025年06月27日金曜日
ホームニュース【初の公式発表】イスラエル、イラン領内で“地上作戦”を展開…数百の発射台を破壊し、核開発を数年後退させた“異常な破壊力”とは?

【初の公式発表】イスラエル、イラン領内で“地上作戦”を展開…数百の発射台を破壊し、核開発を数年後退させた“異常な破壊力”とは?

引用:ニューシス
引用:ニューシス

イスラエルがイランとの12日間に及ぶ戦争において、イラン領内で地上特殊作戦を実施していたことを公式に認めた。これまで空爆中心だったと見られていた軍事行動に、秘密裏の地上作戦が含まれていたことが明らかになり、事態は一層深刻さを増している。

25日(現地時間)、イスラエル国防軍(IDF)のエヤル・ザミール参謀総長は映像声明を通じ、「我々の特殊部隊が敵の中枢に入り込み、秘密裏に任務を遂行した」と発表。発射台数百基を破壊し、イランのミサイル戦力に重大な打撃を与えたと明言した。

ザミールは「作戦の成功は空と陸の特殊部隊が完全に連携し、欺瞞工作を伴った結果だ」と語り、作戦自由度を確保したと強調。さらに「これは精密打撃ではなく、構造そのものを崩壊させる体系的攻撃だった」とし、イランの核開発が数年単位で後退したと断言した。

この発表は、13日から続いた一連の戦争でイスラエルがイラン国内に直接部隊を送り込んでいたことを公式に示した初めてのケースとなる。ただし、当初に作戦を実施した部隊がモサドかIDFかは明確にされておらず、詳細は依然として不透明だ。

一方、米メディア『CNN』や『ニューヨーク・タイムズ(NYT)』は前日、米国防情報局(DIA)の初期評価として「イランの核開発は半年も遅れていない」と報じていた。これに対し、ドナルド・トランプ大統領は「核施設は完全に破壊された。彼らが再び核兵器を持つことはない」と主張しており、明らかな食い違いが生じている。

情報戦はさらに激化。トゥルシー・ギャバード国家情報長官(DNI)はSNS「X」で「核施設が物理的に破壊されたことは確認済みであり、完全な復旧には数年を要する」と発言。DIAの報告書については「低信頼度の分析を一部だけ切り取って報じたプロパガンダだ」と断じた。

トランプ大統領自身も報道機関への怒りを隠さず、CNNのナターシャ・バートランド記者に対して「即座に非難され、犬のように追い出されるべきだ」と罵倒。NYTにも「病的で悪意に満ちた連中」と攻撃の手を緩めなかった。

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