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「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負

山田雅彦 アクセス  

【引用:メルセデス・ベンツ】メルセデス・ベンツは再び「ラグジュアリー販売1位」を掲げ、米国市場での本格的な反攻に乗り出した。単に高価格帯モデルを磨き上げるのではなく、米国ラグジュアリーマーケットにおける販売台数トップ奪還を明確な目標として設定し、そのための大規模な商品攻勢を進めている。現在進行中の同社史上最大級の新車公開イベントは、その象徴的な起点といえる。

【引用:メルセデス・ベンツ】メルセデス・ベンツ米国法人CEOのアダム・チェンバレン氏は、10年が終わる前に米国で年間40万台の小売販売を達成する目標を掲げた。この数字は商用バンやフリート販売を除いた純小売ベースであり、単純な台数以上の意味を持つ。昨年約5万台規模とされるバン販売を差し引いた上で40万台を達成するには、今後数年間で着実な年次成長が求められ、BMWを強く意識した数値目標であることは明らかだ。

【引用:メルセデス・ベンツ】注目すべきは戦略の方向転換である。数年前まで同社はトップエンド・ラグジュアリー重視を掲げ、AクラスやBクラスといった一部エントリーモデルを米国市場から整理していた。しかし現在は再びボリューム成長へと舵を切り、販売構成の見直しを進めている。オプション戦略も個別選択型からパッケージ中心へ移行し、供給スピードと在庫の分かりやすさを重視する方針だ。

【引用:メルセデス・ベンツ】商品戦略の中核を担うのはGLC、GLE、GLSの3モデルである。チェンバレン氏は将来的に、この3車種だけで販売の55%を占める構成を目指すと述べており、現在の約40%からさらに比重を高める計画だ。GLEとGLSはすでに米国内で生産されており、次世代GLCも同工場での生産に切り替わる予定とされる。パワートレイン面では6気筒およびV8ガソリンエンジンを維持しつつ、次世代CLA以降でハイブリッドとEVを同一価格帯に設定する戦略が示されている。

【引用:メルセデス・ベンツ】ブランドイメージを引き上げる存在として、AMGのハイパフォーマンスモデルも計画に含まれる。開発中とされる電動スーパーカーは約750kW級のシステム出力を視野に入れており、メルセデスが開発した軸流モーターの高い出力密度を象徴する存在になる見通しだ。さらに2027年頃には、高性能クロスオーバーSUVの投入も予定されており、SUV需要が高い米国市場を見据えたフラッグシップ級パフォーマンスモデルとして位置づけられている。SUV強化、電動化拡大、AMGによる象徴モデルという三本柱で、メルセデス・ベンツは米国市場における量と質の両立を狙う。

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