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【贈り物で蜜月再演?】中国、北朝鮮との関係修復を急加速、観光・医療・産業分野で全面協力へ!

梶原圭介 アクセス  

引用:労働新聞

中国が北朝鮮に対する「戦略的支援」を本格化させる動きを見せており、北朝鮮と中国の関係回復の兆しが見られるとの見方が出ている。中国は今年を北朝鮮との協力が質的に飛躍する転換点とする方針を打ち出し、北京の国境地域を中心に戦略的交流拠点を育成することを重点課題に設定したとみられる。

2日、北朝鮮専門メディア「デイリーNK」は、前日、身元保護のため匿名を希望した北朝鮮・平壌内部の情報筋の話として、北朝鮮駐在の中国大使館が最近数か月間、平壌や両江道、咸鏡北道などを訪問し、全般的な生活および産業基盤を調査した上で、その総合報告書を先月中旬に中国共産党中央委員会に提出したと伝えた。

この報告書は北朝鮮と中国の協力強化のための重要な基礎資料として活用されており、中国側は今年8月までに各省・市・自治区ごとに分野別の対北朝鮮支援を構想・整備した後、北朝鮮の朝鮮労働党創建80周年記念日である10月10日を機に「贈り物」を準備する計画が含まれているという。

中国はまた、北朝鮮の観光産業、農業技術の発展、軽工業および情報通信インフラの改善のための支援を計画しており、北朝鮮の主要市・郡の病院施設と医薬品の供給状況を点検するなど、今後の中医学交流や医療設備の近代化支援を通じて医療分野での実質的な協力強化を計画していると情報筋は語った。

情報筋は「中国共産党中央委員会から全面的な外交使命と責任を委任された王亜軍・駐北朝鮮大使は、北朝鮮の民生安定と産業基盤の復旧、観光および交通、医療・建設・金融分野の発展を多角的に支援できる方策を検討する任務を遂行している」と述べた。さらに「先月中旬には、北朝鮮駐在の中国大使館と中国駐在の北朝鮮大使館の間で、ハイレベルの経済・社会協力の拡大方向について原則的な合意に達したと理解している」と付け加えた。

中国側のこうした動きは、北朝鮮の外交舞台復帰の可能性に備えた布石であり、北朝鮮を通じて朝鮮半島における影響力を維持するための戦略とみられる。中国は、米国のドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長との間の米朝対話再開の可能性に備え、冷え込んでいた北朝鮮との関係を迅速に修復し、対北朝鮮、対韓国、対米国の影響力として積極的に活用しようとする動きを見せていると観測される。

北朝鮮と中国の関係は2010年代半ばから核問題、経済制裁、米中競争など複合的な要因により悪化し始め、両国間の貿易が急減した。2018年6月の北朝鮮・中国首脳会談後、中国・大連郊外の保養施設である棒槌島の海岸を散歩し親交を深めたことを記念して設置された「金正恩・習近平の足跡銅板」が撤去されるという象徴的な出来事も起きた。

梶原圭介
editor@kangnamtimes.com

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