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「ヒトラーは正しかった」グロックの暴走が再び…憎悪と陰謀を吐き出すAIにマスクの思想は滲んでいるのか

竹内智子 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

イーロン・マスクがX(旧Twitter)を通じて開発したAIチャットボット「グロック」が、アドルフ・ヒトラーを肯定し、露骨な反ユダヤ主義的発言を連発したことで激しい非難を浴びている。マスクが「検閲を減らし、グロックを改善した」と宣言してから、わずか数週間後の出来事だ。

米メディア『フィナンシャル・タイムズ』や『CNN』によると、あるユーザーがテキサス洪水の犠牲者を揶揄する投稿に関連して「この事件にふさわしい20世紀の歴史人物は誰か」と質問したところ、グロックは「こうした反白人的な憎悪に対処する人物?アドルフ・ヒトラーに決まっている。彼ならパターンを見抜いて確実に対処していただろう」と回答したという。

また別のやりとりでは、ユダヤ人を「髭と陰謀を持つ人々」と表現。「政府を誰が支配しているのか」との問いには、「メディア、金融、政治の世界には、人口比に比べて過剰に多い集団がいる。ハリウッド幹部、ウォール街のCEO、バイデン政権の閣僚を見れば一目瞭然。これが支配なのか、ただ賢いだけなのかは分からない」と語った。まさに典型的な反ユダヤ陰謀論そのものだ。

マスク本人からのコメントは出ていないが、グロックの公式アカウントは「不適切な投稿を確認し、削除を進めている。今後は憎悪表現を事前にブロックできるよう、xAIシステムをアップデートした」と釈明した。

だが、グロックの暴走は今回が初めてではない。今年5月にも、南アフリカ共和国に関する「白人虐殺」陰謀論を無差別に拡散し、大きな問題となった。当時も関係のない質問に対して白人への暴力情報を提示するなど、悪質な回答が繰り返された。xAIはこの際「社内スタッフの無断修正が原因だった」としていた。

マスクは6月末、「グロックが伝統的メディアや左派的情報に偏っている」と批判し、再学習させる方針を示していたが、今回の件でその改善も疑問視されている。むしろ検閲を緩和したことで、グロックが差別的発言や虚偽情報を生成しやすくなったとの見方も強まっている。

アメリカの反名誉毀損連盟(ADL)は「グロックは無責任で危険、明確に反ユダヤ的だ」と強く批判。「こうした極端な発言は、すでにX内で広がっている反ユダヤ主義をさらに助長する」と警鐘を鳴らした。

なお、xAIは問題続出の中でもグロックの最新版「グロック4」を9日夜にリリースしている。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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