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2025年07月11日金曜日
ホームニューストランプ大統領、プーチン氏に「嘘をついている」と不満、ウクライナ休戦交渉に影響も

トランプ大統領、プーチン氏に「嘘をついている」と不満、ウクライナ休戦交渉に影響も

引用:Depositphotos

ロシアとウクライナの休戦仲介を試みる米国のドナルド・トランプ大統領が、協力的でないロシアのウラジーミル・プーチン大統領を厳しく批判した。

トランプ大統領は8日(現地時間)、ホワイトハウスでの閣議で「率直に言えば、プーチン大統領は我々に対して途方もない『嘘』をついている」と述べ、「彼は毎回我々に非常に友好的だが、結局それは何の意味もないことが分かる」と語った。さらに「我々はプーチン大統領に不満を持っている。私もプーチン大統領に不満だ。今の時点でこの程度は言える。なぜなら彼は多くの人命を奪っているからだ」と付け加えた。

この発言について、ニューヨーク・タイムズ(NYT)をはじめとする米メディアは、プーチン大統領に対するトランプ大統領の不満が増大していると分析した。トランプ大統領が自身の目指す平和協定の障害になっているのがプーチン大統領だと認識し始めているという。トランプ大統領は3日にプーチン大統領と電話会談し、ウクライナとの休戦などを協議したが、その後記者団に「今日のプーチン大統領との会話に大変失望した」と語っていた。

トランプ大統領は前日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との夕食会で、ウクライナがロシアの攻撃から防衛できるよう、さらなる武器供与を行うと表明した。これに先立ち、米国防総省は米軍の武器備蓄不足を理由に、ウクライナへの一部武器供与を中止していたが、トランプ大統領がこれを再開する決定を下したのだ。この日の閣議で記者団から武器供与中止の決定者を問われると、トランプ大統領は「分からない。君から教えてくれ」と返答した。

このようなトランプ大統領の認識変化を踏まえると、今後追加制裁などを通じてロシアへの圧力を強める可能性が指摘されている。トランプ大統領は米議会で審議中のロシア制裁法案について問われ、「非常に注意深く検討している」と述べた。

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