
ロシアが北朝鮮と自国の首都モスクワを結ぶ定期直行便の運航を正式に許可した。
ロシアの民間航空当局である連邦航空輸送庁(ロサヴィアチヤ)は9日(現地時間)、自国の航空会社ノードウィンドによる「平壌〜モスクワ」間の定期便運航申請を承認したと、『タス通信』など複数のメディアが報じた。
ノードウィンド航空はこの区間を週に最大2往復まで運航することができる。ただし、具体的な就航開始時期についてはまだ公表されていない。
北朝鮮とロシアは先月中旬、両国の首都を結ぶ直通列車の運行を約4年ぶりに再開したばかりで、空の便についてもその拡大に向けた協議を進めてきた。これまで両国間では、平壌〜ウラジオストク間を結ぶ定期便のみが運航されていた。
北朝鮮とロシアは先月17日、平壌とモスクワを結ぶ直通列車(月2回)および、平壌〜ハバロフスク間の直通列車(月1回)の運行を再開していた。これらの列車は2020年の新型コロナウイルスの流行により運行が停止されていた。
また両国は、来年後半にも豆満江(トゥマンガン)大橋の開通を控えており、鉄道と航空に続いて陸路の物流連携強化にも動いている。
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