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2025年07月19日土曜日
ホームニュース【連日地獄絵図】イスラエル、ガザの「給水場」空爆で子ども含む93人死亡…国際社会が怒り「これは虐殺だ!」

【連日地獄絵図】イスラエル、ガザの「給水場」空爆で子ども含む93人死亡…国際社会が怒り「これは虐殺だ!」

24時間で93人が死亡、200人以上が負傷

給水場で誤爆、水を汲んでいた子どもたちが犠牲に

ユダヤ系ジェノサイド研究者がNYTに「これは集団虐殺だ」と指摘

引用:BBC

イスラエル軍によるガザ地区への空爆が続き、24時間で93人が死亡するなど、民間人への犠牲が急増しているという。

15日(現地時間)、AP通信によれば、ガザ地区保健当局はイスラエルによる空爆で93人が死亡し、278人が負傷したと発表した。

この日の空爆では、シャティ難民キャンプが標的となり、ハマス系の元政治家ムハンマド・ファラー・アル・グール氏(68)が死亡したほか、同じ建物に住んでいた夫婦とその子ども6人も命を落としたと伝えられている。

また、テル・アル・ハワ地区でも女性8人と子ども6人の死亡が確認された。

仮設テントに爆弾が直撃し、夫婦と子ども2人も犠牲になったという。

イスラエル当局は、これらの空爆について特別な言及を避けている。

前日には、ガザ地区ヌセイラト難民キャンプ内の給水場にミサイルが落ち、水を汲みに来ていた子ども6人を含む少なくとも8人が死亡、10人以上が負傷する事態となった。また、ガザ市長を狙ったとみられる空爆では、12人の死亡が確認された。

これに対してイスラエル国防軍(IDF)は声明を出し、イスラム聖戦派を狙ったミサイルの誤作動によるものと説明しており、「罪のない民間人の被害を深く遺憾に思う」としながら、現在調査を進めているとしている。

こうした事態に対し、ホロコーストおよび集団虐殺研究の第一人者とされるオメル・バルトブ米ブラウン大学特別教授は、イスラエル軍の行動が「パレスチナ住民の追放を強要し、極度に荒廃させ、集団としての存続や再建を不可能にすることを目的とした『集団虐殺』にあたる」と指摘した。

バルトブ教授は15日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に「私は集団虐殺の研究者だ。見れば分かる(I’m a Genocide Scholar. I Know It When I See It.)」と題した記事を掲載し、イスラエル軍の行動を「集団虐殺」と明確に指摘した。

バルトブ教授は1954年にイスラエルで生まれ、シオニズムの家庭で育ち、人生の前半をイスラエルで過ごし、兵士・将校としてイスラエル軍に所属した経歴を持つ人物とされる。

戦争犯罪やホロコーストの研究に長年携わり、25年にわたり集団虐殺について教えてきた立場から「ガザ地区でのイスラエル軍の行動が集団虐殺であることを認めるのは苦痛だが、認めざるを得ない」と明かしている。

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