
XRPが米国株式市場への上場を控えた上場投資信託(ETF)の発売期待感により、史上最高値に迫り、市場の注目を集めている。XRP ETFの承認を翌日に控え、トークン価格は3.22ドル(約479円)を突破し、投資家の期待感が急激に高まった。
市場では現在、プロシェアーズ(ProShares)が18日にXRPのETF商品を発表するという噂が広がり、これを既成事実として受け止める雰囲気さえ感じられる。XRPは先週2.60ドル(約386円)の抵抗線を効果的に突破した後、持続的な上昇トレンドを続けている。テクニカル指標上では過買い圏に入っているにもかかわらず、買い圧力はさらに強まっている。
ETFの承認は単なる価格上昇の触媒を超え、XRPの制度圏内への進出という象徴的な意味を持つ。特にXRPは長期にわたる米証券取引委員会(SEC)との訴訟により機関投資家のアクセスが制限されていたため、今回のETFの発売は規制リスクの緩和を反映する重要な転換点と見なされている。
市場の期待をさらに刺激しているのは、時期的な特殊性だ。最近ワシントンで2件の暗号資産関連法案が可決され、デジタル資産の法的定義と規制枠組みが明確になり始めた。この政策の流れと連動したXRPのETF発売観測は、市場の正当性確保の観点から重要な意味を持つ。
手続き上の障壁がいくつか残っているものの、市場はすでにETF上場を既成事実とみなし、XRPを再評価する動きが見られる。2018年に記録したXRPの史上最高値3.84ドル(約571円)の回復は現実的な目標と見なされており、ETF承認のニュースはこれを突破する「最後のピース」になるという見方も出ている。
特にETFの性質上、資産運用会社や機関投資家からの資金流入の可能性は、XRPの流動性と信頼性の向上を促進すると予想される。XRPが再び制度圏の中心に戻る流れは、暗号資産市場全体にも新たな波紋を広げる可能性が高い。
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