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「あの時、売らなければ7,000億円に」…テスラ、3年前のビットコイン早期売却で5,000億円超の利益逃す!

望月博樹 アクセス  

「売らなきゃよかった」…テスラ、3年前のビットコイン「損切り」で約5千億円の利益を逃す

2022年第2四半期に保有量の75%を売却、その後価格は約6倍に上昇

引用:depositphotos

イーロン・マスク氏率いる電気自動車メーカーのテスラが、3年前に保有していたビットコインを大部分売却したことで、大きな利益を得る機会を逃したのではないかとの指摘が出ている。

テスラが23日(現地時間)に発表した今年第2四半期の営業・財務実績報告書によると、6月30日時点で12億3,500万ドル(約1,817億1,268万円)相当のデジタル資産を保有していたことが明らかになった。

テスラのCFO(最高財務責任者)であるバイバブ・タネジャ氏は、決算発表後の電話会議で保有していたビットコインの価格変動により、第2四半期には2億8,400万ドル(約417億8,410万5,000円)の利益が財務諸表に反映されたと説明している。

この利益は、同四半期のテスラ全体の純利益11億7,200万ドル(約1,724億1,959万円)の約4分の1である24.3%を占める規模となっている。

一方で、テスラが保有するビットコインの含み益は、これを大きく上回っていた可能性もあると、米経済メディアCNBCは24日に報じた。

テスラは2021年2月、「ビットコインの長期的な可能性」に言及し、15億ドル(約2,206億5,633万円)相当のビットコインを購入していたが、そのうちの75%を2022年第2四半期に売却していた。

具体的なビットコイン売却時期や価格は明かされていないものの、2022年第2四半期は「暗号資産の冬」とも呼ばれる相場低迷期と重なっており、2022年6月にはビットコインの価格が1万7,700ドル(約260万3,927円)台まで下落していた。

市場ではテスラが損失を出しながらビットコインを売却した可能性が高いとみられている。

引用:depositphotos

マスク氏は当時の決算説明会で、中国の新型コロナウイルスのロックダウンによる不透明な状況が続く中で、手元資金を確保する必要があったことを理由として、ビットコインの売却に至ったと説明していた。

その後、3年が経過し今年6月末時点でビットコインの価格は10万7,000ドル(約1,574万655円)台で取引されており、7月に入ってからは12万ドル(約1,765万4,044円)台を超える場面もあった。

CNBCは、「現在のビットコイン価格は、テスラが大規模売却を行った2022年第2四半期末と比べて約6倍の水準となっている」としたうえで、「テスラが2021年に購入したビットコインをすべて保有し続けていたなら、その価値は現在およそ50億ドル(約7,355億9,234万円)に達していた」と指摘している。

また、「テスラが2022年に現金化した9億3,600万(約1,376億9,575万円)ドル分のビットコインも、現在の価値に換算すれば35億ドル(約5,148億8,795万円)以上に膨らんでいた」と分析している。

マスク氏はここ3年間、ビットコインに関する言及をほとんど行っていないという。

ただし、テスラがビットコイン売却に踏み切る前の2022年3月には、インフレについてSNS「X」に投稿し、「私は依然としてビットコイン、イーサリアム、ドージコインを保有しており、売るつもりはない」と述べていた。

望月博樹
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