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2025年07月27日日曜日
ホームニュース「CIAの実験体?ブリジット夫人は元男性?」仏マクロン大統領に浮上したあり得ない陰謀論に名誉をかけた法廷闘争

「CIAの実験体?ブリジット夫人は元男性?」仏マクロン大統領に浮上したあり得ない陰謀論に名誉をかけた法廷闘争

引用:Ruliweb
引用:Ruliweb

エマニュエル・マクロン仏大統領とブリジット・マクロン夫人が、米国のインフルエンサーを相手取り、名誉毀損訴訟を米国の裁判所に提起した。被告は数百万人のフォロワーを有し、「ブリジット夫人は男性として生まれた」とする虚偽の主張を展開していた。

23日(現地時間)、英国フィナンシャル・タイムズ(FT)などの報道によると、マクロン大統領夫妻は218ページに及ぶ訴状で、米国のインフルエンサー、キャンディス・オーウェンズが夫妻に関する虚偽の事実を継続的に流布し、名誉とプライバシーに深刻な損害を与えたとして、陪審裁判と懲罰的損害賠償を求めた。

オーウェンズは、自身のYouTubeやInstagramなどで、マクロン大統領とブリジット夫人が実の親族だとする主張を繰り返し、大統領が米中央情報局(CIA)の人体実験または政府主導の洗脳プログラムの産物であるとの疑惑を提起した。

ブリジット夫人が元男性であったとする噂は、マクロン氏が2017年に大統領に選出されて以降、SNS上で拡散していた。マクロン大統領夫妻は声明で、「オーウェンズが法的代理人からの再三の訂正要請にも耳を貸さず、虚偽の主張を継続したため、提訴に踏み切った」と述べた。

ブリジット夫人は、同様の陰謀論を繰り返し主張したフランス人女性2人を名誉毀損容疑で告訴したが、一審と二審で判断が分かれた。控訴審で無罪判決が下されたことを不服とし、最高裁に上告している。

マクロン大統領夫妻の弁護士は、必要に応じて夫妻が米デラウェア州での裁判に出廷する考えを明らかにした。

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