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2025年08月01日金曜日
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【停戦破綻で緊迫】トランプ大統領、イスラエルに「次の段階を決断せよ」、ハマスとの停戦交渉決裂で「次の一手」促す

引用:ABCnews

米国のドナルド・トランプ大統領は27日(現地時間)、イスラエルとイスラム組織ハマス間の停戦・人質交渉決裂後の展開は不透明だとし、「イスラエルは次の段階を自ら決定すべきだ」と述べた。

ロイター通信によると、トランプ大統領はこの日、スコットランドで欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長との会談前、記者団に対し、ハマスが人質解放問題で突如態度を硬化させたと伝えた。そして「ハマスは人質返還を望んでいないため、イスラエルは決断を下さねばならない」と語った。

トランプ大統領は「自分ならどうするか分かっているが、それを言うのは適切ではない。しかしイスラエルは決断を下さねばならない」と続けた。「自分の行動は分かっているが言えない」という発言は、強硬対応を支持する意味と解釈できる。

トランプ大統領が25日に「ハマスは交渉を望んでいなかった。彼らは死を望んでいる」と述べ、「今は事態を終結させる時だ」と発言したことを考慮すると、イスラエルに次の段階の決定を促したのは、より強硬な軍事的または政治的対応を迫るものと解釈される。

さらにトランプ大統領は、ハマスが搬入される救援食糧を横領し転売しているとも主張した。しかし、ロイター通信は米政府の内部分析結果を引用し、「ハマスが米国の支援物資を組織的に略奪した証拠はない」と報じた。

トランプ大統領は続けて、米国がガザ地区への人道的支援を追加提供すると述べ、他国もこれに参加することを望むとし、フォン・デア・ライエン委員長とこの問題を協議すると語った。彼は「我々は多額の資金、大量の食糧、そしてあらゆるものを提供している」と述べ、「正直言って、我々がいなければ人々は飢え、十分な食事を取れなかっただろう」と自画自賛した。

この日、米民主党の上院議員20名余りがトランプ政権に書簡を送り、米国がイスラエルと共同設立した武装民間支援団体「ガザ人道財団(GHF)」への資金支援中止と、国際連合(UN)の既存の食糧配給システム復活を要請した。国連はGHFが運営する軍事化された食糧配給所付近で1,000人以上が食糧を求めて死亡したと発表した。

ガザ地区の保健省によると、ここ数週間で栄養失調による死者は133人に達し、うち87人が子どもだという。米国のバラク・オバマ前大統領はSNSを通じ、「民間人への飲料水と食糧の提供を拒否する行為は正当化できない」と述べ、支援拡大を訴えた。

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