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「トランプ、EUの掌の上?」過去の言動を読み切り“最大の成果”を引き出した欧州首脳たちの“柔軟で巧み”な対応の全貌とは

織田昌大 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

スコットランドを訪問していたドナルド・トランプ米大統領に対し、欧州の首脳らが慎重かつ計算された外交戦術で対応し、一定の成果を引き出したと米紙『ニューヨーク・タイムズ(NYT)』が29日に報じた。ウクライナ支援やNATOからの離脱をちらつかせ、EUに対しては「米国を欺くために作られた」と非難するトランプ大統領に対し、欧州首脳はあえてあからさまな対立を避け、あくまで穏やかで敬意を示す態度を貫いた。

欧州側は数カ月に及ぶ試行錯誤の末、皮肉と迎合の間を絶妙にすり抜ける対話術を磨き上げた。その結果、EUは30%関税の脅しを回避し、米国からガザ地区への人道支援の確約を引き出したほか、ロシアのプーチン大統領に対する停戦合意の期限も短縮させるなど、いくつかの重要案件で軌道修正を促した。

会談はトランプ大統領が所有するスコットランドのゴルフ場で行われた。通常の外交儀礼では訪問国の元首が歓迎するのが通例だが、今回に限ってはトランプ大統領自身が欧州首脳らを「迎え入れる」構図となった。メディアの中心に自らを置きたがるトランプ大統領にとって、自身のホームであるゴルフ場での会談は居心地の良い舞台だったとされる。

欧州にとっては、トランプ大統領がどう振る舞おうとアメリカの国際的な影響力を再び呼び戻すことが急務だった。ハンガリーを除く大半の欧州市民はトランプ大統領に否定的だが、各国首脳は国益を守るため冷静に動く術を心得ていた。

かつて「ガザの飢餓は米国の問題ではなく国際的な問題だ」と述べていたトランプ大統領が、翌日には飢餓の実態を認めた背景にも欧州側の水面下の働きかけがあったとされる。ウクライナや南アフリカの指導者がトランプ大統領と衝突して失敗した経験を踏まえ、たとえ事実に反する発言があっても公の場で直接反論しないという姿勢が徹底された。

欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長はトランプ大統領の口癖をあえて引用し、英国のキア・スターマー首相はガザの飢餓を示す証拠を提示したうえで、トランプ大統領のリーダーシップと交渉力を持ち上げた。これはNATO事務総長マルク・ルッテのやり方と類似している。ルッテはかつて米国がイラン核施設を攻撃した直後、「断固たる対応は素晴らしかった」とトランプ大統領にメッセージを送り、それをトランプ大統領が誇らしげに公開した。ルッテはさらにトランプ大統領を「喧嘩する子供たちをなだめる父親」にたとえた。

その結果、かつてNATOを「役に立たない」と切り捨てていたトランプ大統領が、「役に立たないとは言わない」と表現を変える場面も見られた。

EUとの貿易合意については、フランスのアタル首相が「屈辱の日」と評し、ハンガリーのオルバン首相は「トランプ大統領がフォン・デア・ライエンを朝食に平らげた」と皮肉を込めて揶揄したが、結果としてトランプ大統領の過剰な衝動は一定程度抑え込まれたと見る向きも多い。

30%の報復関税という「圧力カード」をちらつかせていたトランプ大統領に対し、フォン・デア・ライエンは「我々は黒字だが、米国が赤字である以上、調整は必要だ」とトランプ大統領の論法に歩調を合わせる形で同調。挑発ではなく、対話と称賛を通じて米国の舵取りに影響を与えるという欧州流の「したたかさ」がにじんだ外交となった。

織田昌大
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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