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2025年08月02日土曜日
ホームニュース「中国からまた感染症が来る」米国が中国への渡航警報を準備中…数千人が感染し中国当局は大混乱、治療法の確立も急務に

「中国からまた感染症が来る」米国が中国への渡航警報を準備中…数千人が感染し中国当局は大混乱、治療法の確立も急務に

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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デング熱やジカ熱に似たチクングニア熱の感染拡大を受け、アメリカが中国への渡航警報を発令する見通しであると報じられた。

30日(現地時間)『ブルームバーグ通信』は、アメリカ疾病対策センター(CDC)が、中国で蚊が媒介するチクングニア熱の感染が拡大していることを受け、中国への渡航警報を発令する方針だと報じた。

CDCの報道官は「CDCは中国広東省で報告されたチクングニア熱の感染事例を把握しており、現在、発生の規模や感染の広がりを評価している」と述べた。

『グローバルタイムズ』や香港紙『星島日報』などによると、広東省の12都市で、今年に入ってから確認されたチクングニア熱の感染者は4,824人に上るという。チクングニア熱は、主にネッタイシマカやヒトスジシマカを媒介とするウイルス性疾患で、高熱や激しい関節痛を特徴とする。現在のところ、特効薬はまだなく、人から人へ感染することを示す明確な証拠も確認されていない。ただし、新生児や65歳以上の高齢者、高血圧や心臓病などの基礎疾患を持つ人は、重症化するリスクがあるとされ、注意が必要だ。

中国当局は、感染者数が5,000人に迫る中、市民に対して網戸の設置や長袖の着用を推奨しているほか、水耕栽培の植物など、蚊の発生源となる場所を点検し、対策を講じるよう呼びかけている。

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