メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

韓国軍、EMPに“無防備”だった!監査で13施設がEMP攻撃に“脆弱”と判明、北朝鮮の攻撃に備え急ピッチで改修へ

竹内智子 アクセス  

引用:ファイナンシャル・ニュース
引用:ファイナンシャル・ニュース

昨年の韓国監査院の監査で、韓国軍指揮部の防護施設14か所のうち13か所が北朝鮮など敵国のEMP(electro magnetic pulse・電磁パルス)攻撃に脆弱であることが判明した。

31日、韓国国防部はこの事実が遅れて明らかになったことについて「遮蔽扉など電磁波漏洩が一部確認された施設に対して対策を講じている」とし、「維持管理指針に従い定期的な点検を行い、いかなる状況でも敵のEMP攻撃から機能を発揮できるよう取り組む」と述べた。現在、EMP攻撃に脆弱性を示した防護施設13か所のうち8か所は対策が完了し、機能を発揮している。1か所は補修工事を進めており、残りの4か所は補修予算を編成中だという。

EMP弾(電磁波爆弾)は人に直接的な被害を与えずに電子機器を無力化する非対称兵器だ。出力の範囲に応じて特定の地域のすべての電力・通信網と電子機器の機能を停止させることが可能だ。該当範囲内ではレーダーや航空機、防空システム、コンピュータを使用する指揮統制システムなどを麻痺させることができ、未来戦の主要な武器として評価されている。このEMP弾の公式名称は「高出力マイクロ波(HPM)兵器」だ。

EMP弾は短時間に強力な電磁パルスを放出する。これが電子機器の金属(導体)に到達すると瞬時に強力な過電流が発生し、電子機器の回路を破壊する。まるで電子機器に雷が直撃するかのようだ。回路自体が永久的に破壊されるため、電源を切っても一度露出すると、例えばスマートフォンの場合、外見は無傷であっても内部回路は完全に焼失する。

米議会の諮問機関である「国家・国土安全保障に関するEMPタスクフォース」の事務総長(元CIAロシア分析官)、ピーター・ヴィンセント・プライ博士は、EMPの電磁パルスは核爆発時に放出されるガンマ線によって発生し、北朝鮮はすでに超強力EMP弾と非核(NN、Non-Nuclear)EMP砲の開発を完了したと評価した。

また、北朝鮮が保有する超強力EMP弾は100kV/m(1m当たり100キロボルト)以上の出力を発揮でき、既存の防護施設のEMP防御基準50kV/m(1m当たり50キロボルト)の2倍以上の威力があると説明した。さらに、2010年から2012年の3年間にわたる韓国内の大規模通信障害は、北朝鮮の従来型EMP砲攻撃が原因だったと述べた。

韓国も1999年からNN-EMP弾の開発に着手し、2018年1月には試験開発を完了したと防衛事業庁などが明らかにしている。EMP遮断装置は主に遮蔽技術を用いて電磁波の侵入を防ぐ方法が採用される。設備や施設を金属材料や特殊な遮蔽素材で囲んだ空間を作り、EMPが内部に侵入するのを防ぐ。

また、電力線や通信線を通じて侵入するEMPはフィルタリング装置を介して除去される。このようなフィルタは、特定の周波数帯域の電磁波のみを通過させ、EMPを遮断する役割を果たす。さらに、EMPによって発生する過電圧から設備を保護するためにSPD(Surge Protective Device・サージ防護機器)を設置し、過度な電圧の侵入を遮断または回避することで設備の損傷を防ぐ方法も採用されている。

現在、韓国軍と韓国産学硏協会(AURI)の連携により、EMP攻撃に耐えうる強固な耐久性を持つ高性能遮蔽素材の開発と、EMP発生時に自動的に防護機能を作動させる知能型技術の開発が進行中だという。

竹内智子
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「敗戦国の日本が約束を破った!」中国、国連で日本を名指し非難...“台湾発言”撤回を要求
  • 「もはや想定ではない」米軍、中国の台湾侵攻を前提に“ドローン戦争”準備へ
  • 「テスラ株、年初来高値を更新!」無人走行テスト進行で株価急伸、“史上最高値”も視野に
  • 「領土はすでに失われた!」トランプ発言に波紋...終戦交渉は“NATO型保証”で最終局面へ
  • 「9割合意でも譲れぬ一線」米国はドンバス譲渡を要求、ゼレンスキー氏は”断固拒否”
  • 「トランプは裏切らなかった?」ウクライナにNATO級安保案、ゼレンスキー氏は”満足”

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 「トランプは裏切らなかった?」ウクライナにNATO級安保案、ゼレンスキー氏は”満足”
  • 「誤認逮捕だった」ブラウン大学銃撃、容疑者釈放――真犯人はいまだ逃走中
  • 「米国は信頼できない」ウクライナ人75%が“米主導終戦案”に反発、領土放棄も軍縮もNO!
  • 「トランプ外圧の影か」ホンジュラス大統領選、2週間経っても決着つかず抗議デモ拡大

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 「トランプは裏切らなかった?」ウクライナにNATO級安保案、ゼレンスキー氏は”満足”
  • 「誤認逮捕だった」ブラウン大学銃撃、容疑者釈放――真犯人はいまだ逃走中
  • 「米国は信頼できない」ウクライナ人75%が“米主導終戦案”に反発、領土放棄も軍縮もNO!
  • 「トランプ外圧の影か」ホンジュラス大統領選、2週間経っても決着つかず抗議デモ拡大

おすすめニュース

  • 1
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 2
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

  • 3
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ 

  • 4
    「週13本をこなした全盛期の裏側で…」忙しさが生んだ後輩との距離感、悔いの残るエピソードを告白

    エンタメ 

  • 5
    資産10億から一夜で転落…転倒事故をきっかけに人生が一変した71歳のベテラン歌手、波乱万丈な人生を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    EXO、冬の定番を継ぐ新曲「I'm Home」を電撃予告…「The First Snow」の感動再び?

    エンタメ 

  • 2
    「スキンケアのため訪問しただけ」SHINeeリーダー、“注射おばさん”との親交説疑惑に釈明

    エンタメ 

  • 3
    「まだAIだと思ってる?」人気俳優イ・イギョンの暴露者が新たな投稿、DM動画公開で波紋拡大

    エンタメ 

  • 4
    純白ドレスが話題に…大人気バンドQWER・チョダン、受賞の感動と母の誕生日を重ねた近況ショット公開

    エンタメ 

  • 5
    44歳で第2子に挑戦…流産・移植を経たタレントが語るリアル妊娠事情 豊胸手術も考えた?

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]