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「ウクライナに広がる戦争アレルギー」徴兵官が民間人に棍棒や鉄パイプで襲撃される事態も…ロシアの徴兵所空爆には拍手喝采

織田昌大 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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ロシアとの戦争が長期化する中、ウクライナ国内では徴兵に対する反発が激化している。ミコライウ州では、武装した民間人らが徴兵官を暴行し、警察官や車両にも損害を与える事件が発生。現地警察によれば、徴兵書類の確認に反発した男性たちは一度逃走した後、仲間と共に戻り暴力を振るったという。徴兵官は正当防衛として非致死性の武器を使用し、双方に負傷者が出たが、詳細は明らかにされていない。

徴兵支援センター(TCRSS)は、兵士やその家族に対する名誉毀損や暴行、財産破壊などの行為に対し、最大5年の懲役刑が科される可能性があると警告している。それにもかかわらず、徴兵対象年齢の男性たちが国外へ逃亡を試みるケースが相次いでおり、開戦以来不法越境を試みて拘束された人数は5万人近くにのぼると報じられている。

両国とも兵力不足、60歳以上の高齢者まで対象拡大

戦争が4年目に突入し、ロシアもウクライナも兵力の確保に苦慮している。ロシアは囚人や傭兵、北朝鮮兵の動員に加え、無国籍者・外国人の即時入隊も可能にした。ウクライナも義勇兵への依存に加え、ゼレンスキー大統領が60歳以上の入隊を認める法案に署名。身体検査を通過した高齢者に対し、1年間の非戦闘任務への軍務契約が許可された。

さらに政府は徴兵忌避への罰則強化、動員年齢の引き下げ(27歳→25歳)、そして18~24歳の志願者には無利子ローンなどのインセンティブを付与する制度も導入。しかし、賄賂や身体検査の不正が横行しており、政策の実効性には疑問の声が上がっている。

強制徴兵の実態、SNSで拡散された衝撃映像

こうした背景の中、強制的な徴兵の様子を映した映像がSNS上で拡散。バス内の男性が徴兵官によって強制的に連行される様子や、拘束された男性の解放を求める抗議デモがヴィンニツャ市で発生するなど、現場では緊張が高まっている。一部の抗議者は事務所に突入し、警察によって逮捕された。

極端なケースでは、徴兵中に負傷、死亡、自殺に至る例も報告されており、徴兵そのものに対する不信感が国民の間で広がっている。

ロシアの徴兵所空爆に「拍手喝采」の声も

さらに注目を集めたのが、ロシア軍によるウクライナ徴兵所への空爆。クリヴィー・リフ、ポルタヴァ、クレメンチュク、ハルキウ、ザポリージャなどの主要都市で徴兵所が標的となり、インフラ破壊と共に死傷者も出た。SNSでは「徴兵所の座標を住民が意図的に漏洩した」との疑惑が浮上し、一部では「痛快だ」とする声も見られる。

『キーウ・インディペンデント』は、「一部の徴兵所が市民権を軽視し、徴兵対象者を不当に扱っているとの批判がある」と指摘。一方で、こうした情報がロシアのプロパガンダとして利用されており、ウクライナ国内の分断を煽っていると警告している。

織田昌大
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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