
オープンAIがチャットGPTの後継となるチャットボットを発表し、その最速かつ最高性能を強調した。7日(現地時間)、経済専門チャンネルCNBCやフォックス・ビジネスなど海外メディアは、オープンAIの「GPT-5」が「GPT-4」を大幅に改良し、大規模言語モデル(LLM)の能力向上に一歩近づいたと報じた。
オープンAIのサム・アルトマンCEOは、GPT-5について「まるで博士レベルの専門家チームをポケットに入れているようなもので、汎用人工知能(AGI)の開発にも近づくと確信している」と述べた。同社でチャットGPTの責任者を務めるニック・ターリー氏は、GPT-5が最速かつ最高性能であり、人間との対話を実感できるようになると説明した。
アルトマンCEOは「GPT-4を再び使おうとしたとき、非常に落胆した」と記者団に語り、新型チャットボットの優位性をほのめかした。GPT-5は安全性を重視し、悪用や乱用を防ぐために厳格な試験を経たとされる。既存のチャットGPTユーザーは追加費用なしで利用可能だが、低価格プラン利用者や無料ユーザーには制限があると海外メディアは伝えた。現在、約7億人がチャットGPTを利用している。
一方、オープンAIを離れAI企業「xAI」を率いるイーロン・マスクCEOは、先月初めに発表したAIモデル「Grok 4 Heavy」の方が優れているとして、GPT-5を一蹴した。マスクCEOはGPT-5公開数時間後、ソーシャル・メディア「X(旧Twitter)」に「Grok 4 Heavyは2週間前の時点で既にGPT-5より賢く、現在は間違いなく優れている」と投稿した。

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