
ガザ地区のパレスチナ武装組織ハマスが、仲介国による新たな停戦案を受け入れる意向を表明した。
Newsisの報道によると、ガーディアン紙やAFP通信、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)などの情報では、ハマスは18日(現地時間)、60日間の敵対行為停止を柱とする段階的な新停戦案を、当局者を通じて受け入れると発表した。
この停戦案は、ハマスとエジプト、カタールがここ数日カイロで行った交渉の結果として策定されたもので、ハマスは仲介国から提示された案を修正を求めることなく受け入れる姿勢を示した。
停戦案では、60日間の停戦期間中に、残る人質の一部とイスラエルに拘束されているパレスチナ人収容者との交換が行われる。現在、ガザ地区には49人の人質が拘束されており、そのうち27人が死亡したと推定されている。
停戦が成立した場合、まず生存している人質10人が解放される予定で、死亡した人質の一部の遺体も返還される。その見返りとして、イスラエルに拘束されているパレスチナ人収容者150人が解放される。
第1段階の解放が完了すると、包括的な停戦合意に向けた交渉が開始され、この期間中に追加の人質解放が行われる可能性がある。イスラム聖戦は、すべての派閥がこの停戦案を支持すると表明した。
エジプトとカタールはこの停戦案をイスラエル側にも伝え、「判断はイスラエル側に委ねられている」との立場を示した。イスラエルはまだ公式な回答を出していない。
あるイスラエル当局者はTOIに対し、すべての人質解放やハマスの武装解除、ガザ地区の非武装化などを含む包括的な合意のみを受け入れるという従来の立場は変わっていないと述べた。
TOIはまた、「ベンヤミン・ネタニヤフ首相は公の場で部分的合意を否定しておらず、依然として選択肢を探っていることを示している」と伝えた。
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