
テスラは、自動運転技術を巡る激しい競争の中、米国外でも完全自動運転(Full Self-Driving)システムのテストを開始した。
同社は20日(現地時間)、テスラジャパンの公式アカウントを通じて、日本でテストを開始したと発表した。
公開された映像には、日本の道路で監視のもとFSDを作動させるテスラ車の走行が収められていた。
3分間の動画には、車両が交通規則を遵守しながら車線変更を行い、赤信号で停止するシーンが収められている。車両は常に40km/hの速度制限を守り、一度も超えることはなかった。走行中、車両は工事区間を安全に通過する場面もあった。
このニュースは、テスラがFSDの性能について誤解を招く主張を行ったとして、カリフォルニア州の裁判所が集団訴訟を認めた直後に伝えられた。

同訴訟はテスラが直面している多くの法的問題の一つであり、6月のオースティンでの発表後、FSDやロボタクシーの安全性を巡って別の訴訟が投資家によって提起された。
また、テスラは2019年に米フロリダで起きた事故で女性1人が死亡した件をめぐり、原告に対して2億4,300万ドルの損害賠償を命じられた。
テスラの配車サービスは最近サンフランシスコ湾岸地域に拡大され、現在は限定的な展開および招待制で運営されている。
このサービス展開とテスラのロボタクシー構想は、アルファベット傘下の自動運転子会社ウェイモのCEOジョン・クラフチク氏ら専門家から「安全運転者が同乗しているため真のロボタクシーではない」と批判されている。
注目の記事