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2025年08月25日月曜日
ホームニュース「ロシアを徹底的に追い詰める」米副大統領が戦争終結の主導権を強調、支援国にも矛先

「ロシアを徹底的に追い詰める」米副大統領が戦争終結の主導権を強調、支援国にも矛先

引用:ホワイトハウス
引用:ホワイトハウス

J・D・ヴァンス米副大統領は、ロシアに対する追加制裁の可能性を示し、ウクライナ戦争終結に向けて米国には依然として圧力手段が残されていると強調した。

海外メディア『ニューシス』によると、ヴァンス副大統領は24日(現地時間)、米『NBC』の報道番組「ミート・ザ・プレス」に出演。「新たな制裁がウラジーミル・プーチン露大統領を停戦に導く可能性はあるのか」との質問に対し、「制裁は依然として選択肢のひとつだ」と答えた。

その一方で「制裁だけで直接停戦につながるわけではない。ロシアは停戦を望んでいない」と指摘。その上で「米国にはロシアを交渉の場に引き出すための手段がまだ複数ある。大統領も戦争終結に向け、さまざまな圧力策を検討している」と述べた。

米国の対ロシア制裁には、高率関税の賦課に加え、ロシア産原油を購入する国々への「二次制裁」も含まれているとされる。

ヴァンス副大統領は「もし我々がロシアを抑え込めていたなら、この戦争は7か月前に終わっていただろう」と述べ、「感情的ではなく、戦略的なアプローチによって外交的解決を模索している」と強調した。

また、トランプ米大統領も22日、プーチン大統領とのアラスカ会談後に「強力な追加制裁の可能性」を警告。今後数週間以内に決定を下すとし、「大規模な制裁や関税、あるいはその両方となる可能性もある」と言及した。

ヴァンス副大統領はプーチン大統領との会談を受け、困難は残るものの「米国は依然として戦争終結を主導し得る」との姿勢を示した。また、「ロシアは最近、一部の重要な要求で従来より柔軟な対応を見せている」と述べ、「まだ最終合意には至っていないが、交渉において大きな進展が確認できる」と評価した。

さらに「米国はロシアとウクライナ双方と交渉を行い、仲介策を模索している。戦争の長期化は双方にとって不利益だ」と指摘し、「外交的解決に向けた圧力を今後も続けていく」と付け加えた。

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