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2025年08月29日金曜日
ホームニュースウクライナ戦争で存在感増す「北朝鮮特殊部隊」...金正恩、狙撃兵部隊を視察、戦闘力強化を命令!

ウクライナ戦争で存在感増す「北朝鮮特殊部隊」…金正恩、狙撃兵部隊を視察、戦闘力強化を命令!

北朝鮮金正恩国務委員長が特別作戦訓練基地を視察し、狙撃兵器の近代化や実戦的訓練の重要性を強調した。

朝鮮中央通信によると、金委員長は27日、人民軍総参謀部直属の特別作戦訓練基地を訪れ、狙撃手部隊や特殊作戦部隊の訓練状況を点検したという。

引用:朝鮮中央通信
出典:朝鮮中央通信

金委員長は、国防科学院が独自に設計・開発し供給している新型狙撃銃を視察し、「部隊がこうした新世代の狙撃兵器を手にしたことは非常に喜ばしい」と満足感を示した。

さらに狙撃兵について「戦場で百発百中の射撃で敵兵を殲滅する狩人」と位置づけ、戦場における狙撃兵の役割の重要性を強調した。さらに「今後、特別作戦能力と専門化された狙撃兵力を大幅に強化することが我が軍建設の重要課題だ」と述べた。

また「今後、総参謀部直属で中央狙撃手養成所を組織する問題を朝鮮労働党中央軍事委員会が検討することになる」と明らかにした。

加えて、「武装装備が次々と開発される今日の戦場で絶対的優位を確保するには、兵器の近代化を積極的に進めると同時に、我々独自の革新的な戦法や戦闘方式を絶えず探求・適用し、兵士を徹底的に熟練させなければならない」と強調した。

このほか、国防省に対し、今年から狙撃手部隊向けに任務地域や季節の特性に適合した迷彩服を生産・供給するよう指示した。朝鮮中央通信は、金委員長が迷彩服を着用した狙撃兵らに語りかける様子を収めた写真も公開した。

金委員長は「特別作戦部隊を戦争遂行の中核的戦力、最強の戦闘集団として一層強固に武装させることが、現時期における我が軍の戦争準備で最も急務だ」とし、兵器の近代化と「我々式の革新的戦法・戦闘方式」の徹底を求めた。

金委員長はまた、狙撃手部隊の実弾射撃訓練や特殊作戦部隊員の総合特殊体育訓練も視察した。

今回の視察には、朝鮮労働党中央軍事委員会のチョ・チュンリョン書記、キム・ジョンシク第1副部長ら主要幹部が同行し、現地ではノ・グァンチョル国防相やリ・ヨンギル人民軍総参謀長らが出迎えた。

金委員長は、ウクライナ戦争でロシアを支援するため第11軍団などの特殊作戦部隊を大規模に派遣して以降、こうした部隊の訓練現場を頻繁に訪れ、従来型兵器の近代化や実戦訓練、戦闘力強化を繰り返し強調している。

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