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「空の翼をもぎ取ってやる!」ウクライナ軍、ドローン工場を次々破壊でロシアの「シャヘド攻撃」3分の1に激減

荒巻俊 アクセス  

ロシアのシャヘド攻撃が激減…ウクライナ、ロシアのドローン工場を次々破壊

クーポル工場からイラン船まで精密攻撃、ロシアの大規模空爆能力が低下

引用:オープンソース資料
引用:オープンソース資料

ウクライナ軍がロシアのドローン工場を相次いで破壊したことで、わずか1か月でロシアの自爆型ドローン「シャヘド」による攻撃件数が約3分の1に減少したことが分かった。

1か月で攻撃規模が3分の1に減少

引用:SolovievLive
引用:SolovievLive

1日(現地時間)、ウクライナメディア「キーウ・ポスト」は、ウクライナ軍と情報機関が夏季の間にロシアのドローン製造・保管・輸送施設を集中的に攻撃したと報じた。これにより、先月ロシアが発射したシャヘドは4,132機で、前月の6,303機から大幅に減少した。

軍事専門メディア「ミリタルニ」は、ロシア軍はこれまでドローンを一定期間ためてから大規模に発射する方式を採用してきたと分析した。実際、7月初旬には1日に728機を同時に発射する記録的な空爆を実施していた。しかしウクライナ軍が主要生産施設を次々と無力化したことで、以前のように大量のドローンを蓄積できなくなっている。

クーポル工場攻撃・貯蔵施設の破壊

引用:DniproOfficial
引用:DniproOfficial
引用:CyberBoroshno
引用:CyberBoroshno

ウクライナ軍は7月1日、イジェフスクのクーポル防衛工場を精密攻撃し、ドローン生産作業場4か所を破壊した。続いて同月4日にはモスクワ郊外のシャヘド弾頭製造工場に放火、7日にはクラスノザヴォーツク化学工場を攻撃し、ドローン用爆薬の生産に支障を与えた。

ロシアの独立メディア「アストラ」はクーポル工場の被害状況を詳細に伝えた。ドローンが窓や屋根を突き破って侵入し爆発、建物の屋根が崩れ火災が発生した。攻撃により従業員3人が死亡、45人が負傷したという。一部の現地映像には、煙が立ち上る工場内部や崩壊した屋根の様子が映っている。

引用:Exilenova+
引用:Exilenova
引用:Dnipro Osint
引用:Dnipro Osint

8月にも攻撃は続いた。ウクライナ軍はタタールスタン共和国キジリュル地域の大型貯蔵施設を集中攻撃し、完成品ドローンや外国製部品を大量に破壊した。またアストラハン州オリャ港では、ドローン部品を積載したイラン船を撃沈し、ロシアの海外供給網まで断ち切った。

国際的な波紋が広がる

引用:SuperNova
引用:SuperNova

オリャ港への攻撃は、単にロシア施設を狙ったものではなく、イランとの軍事協力にも直接的な打撃を与えたと評価されている。西側情報関係者は「ウクライナがロシアとイラン間の兵器輸送ルートを直接攻撃した初の事例」と指摘し、「両国の協力を遅らせる要因になり得る」と分析している。

ロシアの対応

ロシアは空白を埋めるため反撃に出ている。ブリャンスク州ナブリャとオリョール州チンブルロボに新たなドローン発射場を設置し、タタルスタンでは若年層を大量に動員して生産を増やそうとしている。しかし、西側専門家は「生産施設が次々に攻撃される状況下では、新たな発射場を増設しても短期間での効果は期待できない」と指摘する。

戦略的意義

専門家は、ウクライナ軍の空爆を単なる報復ではなく戦略的手段とみている。前線防御を維持しつつ、後方の生産・物流網を遮断することで、ロシアの攻撃能力を長期的に弱体化させる意図が明確だという。実際、ロシアは6~8月に計1万1,741機のシャヘドを発射したが、先月に入って発射件数が顕著に減少し、前線での圧力が緩和された。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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