「iPhone17発売?まだ弾は残っている」――来年初めまでに続々登場するApple新製品
今秋にはM5チップ搭載のiPad ProやApple Vision Proを発売
来年初めには低価格モデル「iPhone17e」が有力、MacBookラインナップもM5チップ搭載へ

Appleは、米カリフォルニア州クパチーノのApple ParkでiPhone17シリーズを発表したのに続き、来年初めまでにハードウェア新製品をさらに10品投入する見通しだ。今年中にはM5チップを搭載し性能を一層引き上げた次世代Apple Vision ProやiPad Proなどが発売され、来年初めにはiPhone17シリーズ最後の製品である低価格モデルiPhone17eが登場する見込みである。
16日、MacRumorsなど海外メディアによると、Appleは今年末から2026年初めにかけてiPad Pro、Apple Vision Pro、iPhone17eなど10品を順次公開する予定で、次の動きは早ければ来月にも始まる見通しだ。
早ければ10月、新型iPad ProがM5チップを搭載して発売されるとみられる。新型iPad ProはA19Proチップの効率性向上技術を継承し、さらに強力な性能を発揮すると期待される。特に、縦方向に配置された第2のフロントカメラが搭載され、横・縦モード双方で写真撮影やビデオ通話がスムーズに行える見込みだ。
初代で物足りない評価を受けた空間コンピュータApple Vision Proも、今年中に新作が登場する可能性がある。M2チップからM5チップへのアップグレードにより性能が大幅に向上する見込みで、装着感を改善した新型ヘッドストラップやスペースブラック色の追加も予想される。これはユーザーの利便性を高め、既存モデルの欠点を補う狙いとみられる。
スマートホーム市場の主力製品も刷新される。Apple TVは、より高速なA17ProチップとWi-Fi7をサポートする自社開発N1チップを搭載する見込みで、新型Apple TVは来年中にApple Intelligenceを基に再設計され、Siri音声アシスタントのサポートなどAI機能との連携が強化されると見られている。
HomePod miniもS9チップまたはその後継版を搭載し、音質向上、第2世代超広帯域チップ、新たなカラーオプションが追加される予定だ。
長らく噂されてきたAirTag2も発売が有力視されている。既存のAirTagより最大3倍広い追跡範囲を提供し、改変防止機能が強化されたスピーカーを搭載し、さらにバッテリー寿命が極端に低下した場合に通知する機能が追加され、ユーザー利便性が向上する見込みだ。

Appleは2023年6月、WWDCで混合現実(MR)ヘッドセット「Apple Vision Pro」を公開し、ティム・クックCEOは「デジタルコンテンツが物理空間に存在するかのように相互作用し、ユーザーは眼球や手、声で操作できる」と説明した。通常、Appleは毎年下半期を中心に新製品を発表するが、今回は来年初めにもハードウェア新製品が登場する予定だ。業界では、今後Appleの低価格モデルiPhoneが毎年上半期に定例発売される可能性が高いと見ている。
iPhone17eは来年3月頃、iPhone17と同じA19Proチップを搭載すると推定されている。カメラやRAMなど一部性能を基本モデルより抑え、その分価格を下げて手頃さを高める見込みで、低価格モデルのiPhoneが今後毎年発売される定例ラインナップに加わる可能性があるとMacRumorsなどが伝えている。
MacBookシリーズも最新のM5チップへの移行を控えている。MacBook Proは来年初めにM5チップ搭載モデルが発売される見通しだが、OLEDディスプレイや薄型デザインなど大幅な変化は来年後半になる可能性がある。MacBook Airも来年第1四半期にM5チップを搭載し、性能向上に重点を置くとされている。
このほか、新型Macディスプレイやスマートホームハブも来年上半期までに発売される予定だ。Mini LEDバックライトを採用した新型Studio Displayは今年末または来年初めに公開される可能性が高く、スマートホームハブは来年3月頃の発表が見込まれている。
Appleがこれら多くの新製品を個別イベントで公開するのか、それともプレスリリース形式で発表するのかはまだ不透明だ。ただし、自社設計のApple Siliconチップを重視する姿勢を示しており、以前のApple Siliconも個別イベントで発表された前例を考えると、M5チップも特別な形で公開される可能性がある。
Appleは、Samsungや中国メーカーなど競合他社のように、事実上「一年中」新製品を発表する体制に戦略転換しつつある。すでにモバイル業界のトップであるAppleが、この新たな戦略で消費者をさらに魅了できるか注目される。
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