
中国の代表的なフライングカーがエアショーのリハーサル中に衝突事故で墜落した。大量生産を控え、フライングカーの安全性に疑問が投げかけられている。
17日(現地時間)、中国メディアの南方都市報と瀟湘晨報は、16日午後にエアショー「長春航空展」の会場で「小鵬匯天」の電動垂直離着陸機(フライングカー)2機が衝突し、1機が墜落後に火災が発生したと報じた。

公開された映像には、地上に停止していた機体の横で黒煙と炎が上がる様子や、消防隊が急行して消火活動を行う様子が映っていた。事故は機体間の間隔維持の失敗が原因とされている。
小鵬匯天側は「エアショーのリハーサル後、2機での編隊飛行訓練中に適切な間隔を保てず事故が発生した」と説明した。また「1機は無事に着陸したが、もう1機は着陸時の機体損傷により火災が発生した」と述べた。さらに「現場の人員全員の安全は確保され、関係当局が緊急対応を完了した。正確な事故原因は現在調査中」と付け加えた。

フライングカーは既存のヘリコプターに代わる低高度輸送手段として注目されている。しかし、業界をリードする企業でこのような事故が起きたことで、安全性への懸念が高まっている。
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