
イギリスの警察が最近、欧州主要空港の自動チェックインシステムを麻痺させたランサムウェア攻撃に関与した容疑者を逮捕した。
BBCなどによると、英国国家犯罪庁(NCA)は24日(現地時間)、声明を通じて40代の男が前日にコンピュータ不正使用法違反で逮捕され、その後条件付き保釈で釈放されたと明らかにした。
ただし、NCAはこの男の身元や詳細な容疑については公表しなかった。
NCAのポール・フォスター副長官は「今回の逮捕は前向きな進展だが、捜査はまだ初期段階にあり、現在も進行中だ」と述べた。
9月19日の夜、世界中の主要航空会社に自動チェックイン・搭乗サービスを提供するアメリカの企業コリンズ・エアロスペースが技術的問題に直面した。これにより週末を通じて、ロンドン・ヒースロー空港、ベルリン・ブランデンブルク国際空港、ブリュッセル空港など主要空港で混乱が続いた。
欧州連合(EU)サイバーセキュリティ機関(ENISA)は9月22日、今回のサイバー攻撃がランサムウェア攻撃だったと発表した。ランサムウェアは、コンピュータやサーバーにウイルスを仕込み内部ファイルを感染させた後、そのファイルを暗号化するプログラムであり、感染したファイルを正常な状態に戻す条件として金銭を要求する。
一方、空港を標的としたサイバー攻撃が急増していることが明らかになった。
フランスの航空宇宙企業タレスは報告書で、過去1年間で航空部門へのサイバー攻撃が600%増加したと発表した。
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