ポケモンをパロディー 「みんな捕まえてやる」で物議
米国国土安全保障省(DHS)が、移民の逮捕映像に日本の人気アニメ『ポケットモンスター』(ポケモン)の要素を取り入れた動画を投稿し、波紋を呼んでいる。
DHSは23日(現地時間)、X(旧ツイッター)に「みんな捕まえてやる(Gotta Catch ’Em All)」とのキャプションを添え、約1分の映像を公開した。このフレーズは1997年に制作され、米国では1998年から放送されたポケモン・オリジナルシリーズの主題歌サビとして知られる。

動画では主題歌が流れる中、連邦法執行官が容疑者を逮捕する場面が映し出され、米国のネットユーザーの間で賛否が分かれている。
批判派は、移民を「モンスター」にたとえて制圧・逮捕する様子を戯画化していると指摘し、「子どもの頃に聞いた歌を使って残虐な行為を描写している」、「著作権・商標権侵害で通報すべきだ」、「ファシズムをミーム化する危険な戦略だ」などのコメントが寄せられている。
一方、トランプ政権の支持者らは好意的な反応を見せた。ある利用者は、ポケモンの主人公がMAGA帽(Make America Great Againの略)をかぶった合成写真を投稿し、別の利用者はドナルド・トランプ大統領をポケモン風に描き「みんな追放してやる!」とのセリフを添えたイラストを掲載するなど、支持を表明した。
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