
ロシア国防省は25日の声明で「今年1月1日から9月25日まで、ロシア軍はウクライナ特別軍事作戦地域で4,714平方キロメートル以上を解放した」と発表した。
地域別では、ドネツク州で3,308平方キロメートル以上、ルハーンシク州で205平方キロメートル以上、ハルキウ州で542平方キロメートル以上、ザポリージャ州で261平方キロメートル以上、スームィ州で223平方キロメートル以上、ドニプロペトロウシク州で175平方キロメートル以上が「解放」されたと説明した。
2022年2月のロシア軍侵攻で戦争が勃発した直後、ロシア軍はウクライナ領内深くまで進軍し、一時は首都キーウも狙ったが、同年4月には攻勢が挫折し撤退を余儀なくされた。その後、戦線はウクライナ東部と南東部を中心に形成され、数年にわたり両軍が攻防を繰り広げながら戦闘が続いている。
ロシアは今年、米国のドナルド・トランプ大統領など西側諸国から終戦交渉への参加を促す圧力を受けているが、逆に攻勢の度合いをさらに強めている。ここ数か月はロシアの執拗な攻撃が続き、ウクライナ軍が徐々に押し戻されている様子だ。

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