
ヨルダン川西岸地区の都市カルキリヤ市内で、28日(現地時間)、イスラエル国防軍(IDF)の兵士1名がパレスチナ住民による車両突入により殺害される事件が発生した。
ニューシスによると、この攻撃者はIDF部隊員により現場で即座に射殺されたと、パレスチナ側とIDF双方が発表した。
IDFは28日の声明で「カルキリヤ東部ジット村の交差点で車両テロ攻撃の報告を受けた」と述べ、「我々の部隊が車両突入攻撃を行ったテロリストを現場で排除した」と明らかにした。
また、死亡した兵士は20歳のインバル・アブラハム・カブ氏で、イスラエル北部ロテムから派遣された空挺旅団第890大隊に所属していたと明らかにした。
イスラエルのメディアも、パレスチナ人1名がトラックでジット交差点に突入し、IDF部隊員が運転手を射殺したと報じた。
パレスチナ保健省は、マフムード・アッカド(24)がジット付近でイスラエル兵に銃撃され死亡したと発表した。
現地のパレスチナ治安筋および目撃者によると、事件後、IDFはカルキリヤを含む55号線沿いの全村落への進入路を封鎖し、西岸北部の都市ナブルスへの道路も遮断したという。
IDFは数か月前から西岸北部で大規模な軍事作戦を展開している。特にジェニン、ナブルス、トゥルカルムなど西岸の都市で、パレスチナ武装勢力の掃討を目的とした奇襲作戦を継続していると、親パレスチナ系メディアは伝えている。
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