ドナルド・トランプ米大統領は、中国による台湾侵攻の可能性について「中国はそのようなことを望まないだろう」と述べた。

20日(現地時間)、トランプ大統領は中国による2027年の台湾侵攻の可能性について、「インド太平洋地域でAUKUS(米・英・豪による安全保障枠組み)が中国抑止の手段となるか」という質問に対し、「そうだ」と答えた。
しかし、トランプ大統領は「米国がAUKUSによる中国抑止を必要としているわけではない」と述べ、「世界最強の軍事力を誇る米国に対抗できる国はないだろう」と語った。
さらに、「習近平国家主席がそのような行動に出るとは考えていない」とし、「台湾問題を含め、良好な関係を維持できるだろう」と述べた。
以前、トランプ大統領は8月にフォックス・ニュースとのインタビューで、「自身の任期中に中国が台湾に侵攻することはないだろう」と習主席が言及したと主張していた。しかし、中国はこれまで軍事力を急速に増強しており、習近平国家主席が軍に対し、2027年までに台湾侵攻の準備を進めるよう指示したと伝えられている。
この日、トランプ大統領は、イスラエルによるガザ地区への一時的な空爆について、「歴史上初めて我々はハマスと和解し、彼らは大人しくなるだろう」と述べた。トランプ大統領の主張によれば、休戦違反を主導したのはハマス指導部ではなく、内部の反乱勢力だという。
また、ロシア・ウクライナ戦争に関しては「米国は停戦の実現に向けて努力を続けている」とし、停戦が実現しなければ、多くの人命が失われる恐れがある」と警告した。
トランプ大統領は、ウクライナがロシアに対して勝利する可能性について「彼らが勝つことはないだろうが、まだ勝利の可能性はある」と評価した。これは先月末の「ウクライナは元の形で自国領土を回復できるだけでなく、それ以上のことも可能かもしれない」との発言と比べ、やや慎重な姿勢を示した発言と受け止められている。
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