
昨年の米大統領選で ドナルド・トランプ 大統領に敗れた カマラ・ハリス前副大統領が、来る大統領選への再挑戦を示唆した。
ハリス前副大統領は25日(現地時間)、英国BBCのインタビューで「私はまだ終わっていない」と語り、政治キャリアを終えるつもりはない意思を強調した。
特に、姪や姪の娘世代を引き合いに出し「彼女たちは必ず女性大統領が就任するのを目にするだろう」と断言した。その女性大統領が「私かもしれない」と語り、出馬の可能性を含ませた。
支持率が他の民主党候補に比べて低迷していることに関しては「世論調査に頼っていたら今、ここにはいなかっただろう」と述べ、あまり気にしていない様子とされる。
最近ハリス前副大統領は、昨年の大統領選を扱った著書『107日』を刊行し、宣伝のため国内外でツアーを展開している。昨選後は表舞台を控えていたが、この北米ツアーを機に次期大統領選への動きを本格化させるとの見方が出ている。
BBCとのインタビュー中、ハリス前副大統領は昨年の選挙開票結果を聞いた瞬間「神よ、アメリカはどうなってしまうのか」と思わず口にしたと明かした。また、トランプ大統領をめぐる風刺番組の放送停止などを挙げ「政治風刺にまで連邦機関が動員された」と批判した。
さらに、アメリカ企業にも苦言を呈し「初日から権力に屈した」と指摘した。代表的な例がホワイトハウス内の大規模宴会場建設では、一部費用を民間企業が負担し「見返りを期待した寄付」との論争が起きている。建設費は3億ドル(約459億1,542万1,000円)まで膨れ、トランプ大統領は今月初めに主要な人物を招いて資金調達の晩餐会を開いた。
米メディアが入手した寄付者名簿には、Apple、Google、HP、Meta、Microsoft、Palantir、Amazon、Micron Technology などの主要ハイテク企業が名を連ねた。暗号通貨業界でも、コインベース、リップル、テザーをはじめ、エドワード・シャリ・グレイザー夫妻、チャールズ・マリサ・カスカリラ夫妻、キャメロン・タイラー・ウィンクルボス兄弟がリスト入りしている。
一方、ホワイトハウス報道官のアビゲイル・ジャクソン 氏はハリス前副大統領のインタビュー内容を強く非難した。アビゲイル氏は「米国民はハリス前副大統領のとんでもない嘘には興味がない」と述べ「だからこそ外国メディアに不満を漏らしたのではないか」と語った。














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