
米国のドナルド・トランプ大統領は訪韓直前に行われた北朝鮮のミサイル試験発射に大きな意味を持たないとし、北朝鮮の金正恩国務委員長との会談希望を改めて表明した。
29日、トランプ大統領は日本から韓国に移動する大統領専用機内で北朝鮮の最近のミサイル試験発射に関する質問に対し、「わからない。彼(金正恩)は数十年間ミサイルを発射し続けてきた。また別のミサイルを発射しただけだ」と述べた。
さらに「私は彼と常に良好な関係を保ってきた。いつか彼に会うだろう。ご存知の通り、彼は非常に忙しいスケジュールを抱えている」と語った。
トランプ大統領は「今回の訪問中に金委員長と会わないのか」という質問に対し、「わからない。北朝鮮は会談を望んでいると思うし、私もそう思う。しかし、中国にも集中したい。今の焦点は明日の米中首脳会談であり、それに集中したい」と答えた。そして「しかし、我々は戻ってくる。そしてどこかの時点で、遠くない将来に北朝鮮と会談するだろう」と付け加えた。
トランプ大統領は今回の訪韓を含むアジア歴訪前に、金委員長との会談希望を何度も表明していたが、北朝鮮側は特に反応を示さなかった。むしろ、北朝鮮のチェ・ソンヒ外相がこの期間中にロシアとベラルーシを訪問する日程を組んだため、トランプ大統領と金委員長の会談可能性は低いとの見方が強まった。

このような状況下で、30日までの今回のアジア歴訪期間中に金委員長と会うことは現実的に難しいとの認識を示したと解釈される。それでも、依然として北朝鮮との対話意志があることも強調したとみられる。
北朝鮮はトランプ大統領の訪韓を前に前日、戦略巡航ミサイルを試験発射し、これを対外向けメディアである朝鮮中央通信を通じて公開した。















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