
国内の旅行会社が、東京からニューヨークまでわずか1時間で移動できる宇宙旅行サービスの構想を明らかにした。
29日(現地時間)、香港の『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は旅行会社「日本旅行」が28日、東京で記者会見を開き、ロケットスタートアップ「将来宇宙輸送システム株式会社」と協力し、東京とニューヨークなど米国主要都市を宇宙経由で結ぶ輸送サービスを進めると報じた。
両社は、地球上のどの2地点も60分以内で結べる輸送サービスを開発中で、「現時点では東京と米国を結ぶことを目標としている」と述べている。 具体的には、海上発射プラットフォームから輸送船を打ち上げ、大気圏を一時的に脱出した後、目的地付近で再突入する「弾道飛行」方式により、従来12~14時間かかっていた東京~ニューヨーク間の航空旅程を約60分に短縮する計画だ。
往復料金は1億円程度になる見込みで、初回の事前予約は2026年から受け付ける予定だ。
日本旅行の吉田圭吾社長は「この事業が宇宙旅行と観光を結ぶ新たな出発点になることを期待している」と述べた。 一方、将来宇宙輸送システムの畑田康二郎代表は「輸送船の寿命や飛行回数を増やすことで、旅行費用を抑えていく」と語った。
このプロジェクトは2026年に宇宙食の試食体験や地上宇宙施設ツアーを開始し、2040年代には軌道滞在サービスを提供する予定だという。














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